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2013年12月12日 11:42

CNBLUEチョン・ヨンファ、ファン達と幸せな8週間を過ごす

CNBLUEのチョン・ヨンファ主演のKBS2ドラマ『未来の選択』が3日の夜に放送を終了した。

10月14日から延べ8週間をファン達は、パク・セジュという新しいキャラクターを自分の中から生み出したチョン・ヨンファと過ごしてきた。

チョン・ヨンファは憧れの男性であるのはもちろんだが、彼が演じているそのパク・セジュは、ヨンファを通してのみ見ることのできる人だ。ヨンファよりもさらに向こう側にいる、という事実がファンを夢中にさせるひとつの理由かもしれない。ヨンファ以上に、ヨンファなのだ。

パク・セジュは第1話から、ファンのハートを掴んだ。一目惚れと言ってもいいくらいに、いつものヨンファとは違う男性だということを印象づけた。

ダークスーツをスマートに着こなし、綺麗な横顔と穏やかな物腰。その後のセジュの生き方をも変えていく女性ナ・ミレ(ユン・ウネ演)との済州島での出会いも忘れられない。海に入っていく彼女を海辺の部屋からカメラで追いかけている時に、着ていた服が邪魔になった彼女が裸になるところでは、あわてて目を逸らし恥ずかしそうに照れ笑いをする。その笑顔を噛み締めたくて、ファンはこのシーンを繰り返し見たらしい。

前髪をあげ額を出して大人っぽい出で立ちのセジュが実は育ちのいい純情な心のままなの人なのだという設定を見せておいて、もうひとりのセジュが登場する。

YBSテレビ局CEOを祖母に持つ、財閥3世という立場を隠して現場に身を置くパク・セジュ。モーニングショウのチームでVJとして、周囲に使い走りのように使われているような新人だ。そこにまた、ナ・ミレが飛び込んできてセジュの人生が変わっていく。

ここでのセジュは、前髪を下ろして若々しさを強調したスタイルで、ジャンパーを羽織って動き回るイケメンの青年だ。

このセジュにもファンは一気に惹きつけられていく。まっすぐで純粋、仕事に恋に喜んだり落ち込んだりする彼女のそばで、一喜一憂する様子にファンも一緒になって笑い、胸を押さえて切なさを共有してきた。こんなに一生懸命に向き合っているのに、どうしてあと一歩押していかないのかと、背中を押してやりたい気持ちもあって目を離せなかった。

そうして、3人目のパク・セジュ。これは、最終話のみに登場したセジュだ。本筋の話のその後という設定で、3年後の彼。パク・セジュは28歳だったので、この時は31歳になっている。ヨンファ自身が25歳なのでそもそも、実年齢以上の役を演じていたのをさらに、その上の彼の出現に、最後の最後でファンは驚かされた。

ここでのヨンファ、またしても役を髪型で分けている。31歳のセジュは、頭の横を刈り上げたツーブロックスタイル。台詞もなにもなく、同じく3年後のミレとすれ違う。このスタイルが似合う、似合わないという諸々のファンの声はともかく、ここでまた新しいセジュに会えたことはサプライズプレゼントとして、記憶に残る。

この3人のセジュともうひとつファンが見ていたのはヨンファ自身で、ヨンファの持つ美しい目の表情や手や指の動きがある。

特に、手指に関してはドラマ中に登場する手のアップをファンは取り出して、愛でているくらいで、ヨンファは手でも魅せるのだ。ギターを弾くアーティストとしての長く細い指は、ファンをドキドキさせる指でもあったのだ。

すでに終了してしまったドラマだが、ファン達が一番気になっているのは、セジュとミレはどうなったのか、ということだ。話の中では、なにも描かれないまま2人の姿を見せただけで、変わっていった未来はここでどう繋がったのか、繋がらなかったのかということも分からずじまいだ。

が、この未来の先に答えは隠れていた。

未来のミレが手にする1枚の写真。若いミレが子供を抱く部屋と、セジュの祖母の部屋が同じだった。セジュは、祖母にかわいいひ孫を見せることができたのだ。なによりも、セジュの幸せを望んでいたファンへの製作者からのクリスマスプレゼントかもしれないとして受け取っておくのもいいだろう。

パク・セジュと、チョン・ヨンファ。

ひとつの幸せなシーズンを生み出したこの時を共有できたことを、ファン達は忘れない。

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