ニュース
2013年12月25日 22:32

CNBLUEの2013年は新年の『Never Stop』へと続く・・・ファンと過ごしたCNBLUEの1年の歩み

CNBLUEの2013年は、その前年12月韓国ソウルオリンピック競技場で開催されたライブ『BLUE NIGHT』から始まったことを覚えているだろうか。

ライブ中のトークでリーダー、チョン・ヨンファがCNBLUEの韓国内でのカムバックを1月14日だと予告するのだが、それをドラマーのカン・ミニョクに「勝手にばらしちゃったらだめだよ。事務所に謝って」とたしなめられ、ヨンファは大きな声でこう言ったのだ。「I’m sorry, I’m so----rry」

『I’m sorry』

チョン・ヨンファ作曲の韓国内カムバック曲のタイトルだった、とファン達は後から気づかされたわけだ。この曲が収められたミニアルバム『Re:Blue』は、同24日には、ビルボードのワールドアルバムチャートで1位を記録している。また、この曲のMVは2012年にイギリスで行われたライブの合間を縫って、現地で撮影されており、ビルの屋上でのいかにもイギリスといた鈍色の空の下での演奏シーンが印象的だ。

が、ファンにとってもっとインパクトがあったのは、カムバック直前にヨンファが髪の色を変えたことだった。『金髪』今までも、茶髪にしたことは何度かあったが、ここまでの変化は初めてで、しかもメイクをして歌う彼はセクシーで、カメラ目線でこちらを見ているところをファンは直視できないくらいだった。

その興奮が冷めやらぬ中で、所属事務所のFNCエンターテインメントは、CNBLUEのワールドツアーを発表する。『BLUE MOON』と名付けられた韓国のバンドで初のワールドツアー、4月6日のツアー初日、台湾、台北の会場に集まったのはソールドアウトしたチケットを手にした幸運な11000人だった。その後、彼らは香港、シンガポール、タイ、韓国、中国、フィリッピン、マレーシア、インドネシアのアジア各国、オーストラリアを回った。

行き先々での現地のファンたちが空港から記者会見、会場の様子を画像にしてツイッターを通じてアップする。日本にいながらにして、彼らの当日の動きや服装をキャッチしたファンも多かったはずだ。もちろん、ワールドツアーを現地に行って楽しんだファンもかなりいたのは、確かだ。アジア各国をCNBLUEと共に回る感覚も楽しんだようだった。

4月には日本のファンクラブ会員対象のファンミィーティングが大阪、東京で行なわれた。この大阪会場では日本での今年初の新曲、ギターのイ・ジョンヒョン作の『BLIND LOVE』の初披露となった。発売前の曲ながら、ファンクラブメンバーへの大サービスだ。さらに、ファンサービスは続く。ここでまた彼らの夏のツアーが発表になったのだ。しかも、Zeepツアーだ。どんどん大きな会場になっていく彼らを応援しながらも、離れていく距離を寂しく思っていたファンの気持ちを汲むかのような企画。

初上陸の北海道、札幌から、福岡まで日本を縦断。ファンの期待は一気に高まったがファンミーティングからこのZeppツアーまで、チケットの争奪戦が熾烈だったのは事実だ。東京、大阪といった大都市で取れなかったファンの中には、札幌、福岡へと足を伸ばした者もいる。ちょうど、夏休みにあたったため、近隣のアジア諸国からもツアーに参加した海外ファンもいたと聞く。

7月からのZeppツアーのなか、緊急参加が決まったのが、夏のロックフェス『サマーソニック』と、『ジャパンロックフェス』。いずれも初参加の彼らは、そこでいつものCNBLUEのファンではない、いわゆるロックファンの前に立った。韓流やアイドル、K-POPという枠を取り去ってのステージで彼らは実力を認められたのだ。数年前には、観客として来ていた彼らの感激はひとしおだったと言う。彼らとともに参加したファンも、真夏の熱気の中で、いっしょに汗と涙を流したのだ。

ファンの楽しみとしては、CD等の購入時の特典がある。今年発売の写真集やアルバムに、メンバー4人のポストカード、トレーディングカードがランダム封入された。ファン達は、それぞれお目当てのメンバーが当たることを望んでいるわけだが、そうでなかった場合、交換をツイッター等で呼びかける。例えば、こうだ。

「うちに間違って、ジョンヒョンさんがやって来ましたので、うちのヨンファさんが迷い込んでいる方、ご連絡ください」同じグループのメンバー同士のファン達の呼びかけは、お互いを思いやる気持ちが暖かくも可愛らしい。

2013年は、音楽活動を精力的に行った彼らだが、メンバー全員がドラマに俳優として出演した年でもあった。ドラマで他のメンバーに先駆けてデビューしたといえば、ヨンファ。『美男<イケメン>ですね!』、『俺のこと好きでしょ』といった作品があるが、他メンバーも『棚ぼたのあなた』、『いとしのソヨン』、『紳士の品格』といった人気ドラマに出演してきた。

今年は、ベーシストのイ・ジョンシンが『剣と花』への出演を受けている。そうして10月には、ドラマーのカン・ミニョクが俳優のイ・ミンホとパク・シネと共演、SBSドラマ『相続者たち<王冠をかぶる者、その重さに耐えよ>』に、ヨンファがKBS『未来の選択』に出演し、約2ヶ月間いつもとは違う姿を見せてくれた。ヨンファの月・火曜枠とミニョクの水・木曜枠のドラマをネットを通じてリアル視聴したファン達は、忙しい日々を過ごし、こんなにドラマを見たのは久しぶりといった声も聞かれたほど夢中になったのだ。

秋には、日本での2枚目のフルアルバム『What turns you on?』を発表し、アリーナツアー『One More Time』は、11月の埼玉スーパーアリーナを初日として、12月26日の福岡マリンメッセまで続く。そんな中でも、日本と韓国を行き来して韓国内ケーブルテレビtvNで、リアルバラエティ『チョンダムドン111』に出演、ジョンヒョンは同じ事務所の歌手ジュニエルとスペシャルユニットRomantic Jを組んで『Love Fall』を発表、日本発表曲を韓国語で歌ったアルバム『Present』を発売するなど年末も忙しい。

彼らが忙しいと、ファンも忙しい。常に動いていく情報を追いかけて、CD、DVD、YouTubeと胸と財布を押さえているのだ。

来年の予定も発表された。夏で一旦休止していたワールドツアーの再開だ。2014年1月には、アメリカ、ニューヨークとロサンゼルス、チリ、ペルー、メキシコの公演が予定されている。

2014年1月17日公開のドキュメンタリー映画『Never Stop』では、彼らの走り抜けてきた日々を見ることができるはずだ。
あと数日を残した2013年。

CNBLUEは、年末の韓国テレビの歌謡祭に出演して年を越す。

もちろん、ファンと同じ時間を共有しながら。

© 2024 KpopStarz. All rights reserved. Do not reproduce without permission.

Tags
CNBLUE