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2014年01月07日 01:27

【ライブレポ】BTOB(1)〜アンコールライブ『LIVE ARCH SPECIAL!!』でファン熱狂〜

昨年秋からスタートしたライブイベント≪LIVE ARCH≫が面白い。本当に今日本のK-POPファンが観たいアーティストをホカホカの熱いまま届ける感じがいい。今回レポートするのは、昨年末12月30日にBTOBがZepp DiverCity Tokyoで行った『LIVE ARCH SPECIAL!! “ENCORE THE BTOB”』。彼らは昨年10月の≪LIVE ARCH≫オープニング公演を華麗に飾り(■【ライブレポ】BTOB「日本のファンは超カワイくてキレイ!」 日本で初の単独公演開催)、今回アンコールライブを実現した。

BTOBのどこが凄いか。自分たちのライブを自然体で気負わない雰囲気で行いながらも、彼らが見ている先はずっと先にあって、それは多くのグループとは違う大きなところへ挑戦するというか超えてゆこうとする確信めいたものを予感させるところだ。当然、歌の実力があるからだ。ガチガチに気負って鼻息を荒くして目標を語るのではなく、自然体で自分たちのペースでありながらも、直球で表現してくる潔さと気持ち良さ。今までこんなに真正面から堂々と東方神起のカヴァー、ジャニーズのカヴァー(嵐とV6から2曲も)に取り組んだアーティストはいない。そしてその選曲はなかなか意外性もあり、彼らのカヴァー曲の選曲センスの独自性を感じる。多くのK-POPアーティストが日本での目標を質問された時に、「東京ドーム」と「オリコン1位」を揚げる。目標としたい会場と売り上げランキングだ。ここにBTOBは「目標とするアーティスト」を具体的に示してきた。それは日本で大成功を納めている東方神起であり、日本の男性アイドルグループの頂点に君臨するジャニーズ事務所のアーティストたち。BTOBは自分たちのやり方で、リスペクトしている偉大な先輩アーティストたちをいつか自分たちも超えてゆきたいという純粋で真摯な姿勢を表現していた。その真っ直ぐさが眩しい。

この日は2回公演を行い、2回目のオープニングは韓国でのヒット曲「スリラー」からスタートし、「その唇を奪った」、「秘密」と3曲続けて披露。ステージ後方のビジョンにメンバーの顔のアップが映し出されるたびに、ファンはメンバーの名前を叫んだ。前回同様、各公演セットリストを変えているのは、今はいろいろ挑戦したいという気持ちのあらわれかもしれない。10月に行われた初単独イベントは司会者が入り、トークあり笑いありバースデーあり歌ありの盛りだくさんな内容だったが、今回は完全にライブ・パフォーマンスに徹している。特に「BTOBの歌声を届ける」という点に注力した構成が印象的だった。

ブラックの衣装で登場し「スリラー」でライブが始まると、以降ステージはBTOBの7人に委ねられ、トークは現在発展途上中でありながらも名言続出!  「(「U&I」の後)とろけちゃいますね」、「僕たちのクリスマスソング(12月に発表されたCUBEアーティストのクリスマスソング)を聴きすぎて、何人かは耳が麻痺したと聞きました」、「この間来日した時も感動したけど、今日もやっぱり感動ですね!今僕、幸せだもん!」などセンス抜群の言葉のチョイスが目立ち、笑顔でファンとコミュニケート。(続きはライブレポ(2)へ)

(Text: Kiyori Matsumoto)

■【ライブレポ】BTOB:(1), (2)
■【ライブレポ】BTOB(2)〜東方神起は10周年ですが、僕たちも韓国と日本で愛されるように頑張ります〜
â–  BTOB、日本で2回目の単独ライブ『LIVE ARCH SPECIAL!!“ENCORE THE BTOB”』を開催【写真8枚】

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