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2014年01月13日 00:59

『ロマンスが必要』シーズン3が放送開始・・・リアルな恋愛ドラマは大人のファンタジー

韓国のドラマというのは、良くも悪くもあらゆる世代に受けようとして作られている部分が多いように思う。たとえば、一昨年の大ヒットドラマ『棚ぼたのあなた』はまさにそんなドラマだ。あらゆる世代の、さまざまな立場の登場人物が入り乱れストーリーをなしてゆく。視聴者はそれらの登場人物の誰かに共感し、その行く末に注目する。だから、いろんな世代に受け入れられ、人気のドラマになる。
ホームドラマだけでなく、ラブロマンスやサスペンス、時代劇においてもそういう設定が用いられていることが多い。

しかし、「韓国版『セックス&ザ・シティ』」というニックネームの付いた2011年のシーズン1、2012年のシーズン2を経て、13日からはシーズン3が放送開始される『ロマンスが必要』はそういうアウトラインを取っ払って、今を生きる女性の恋愛、友情、仕事に焦点を絞ってヒットしたドラマだ。地上波の放送ではない分、恋愛描写もリアルだし、女性同士の会話でもかなり過激な部分もある。しかし、それなりの恋愛や社会を経験してきた「大人」にとっては、さまざまなエピソードに「あー、あるある」と共感できるシーンも多い。おそらくそういう部分が、このドラマのヒットの要因なのだろう。

タイトルは同じ『ロマンスが必要』だが、これらのドラマは別のストーリーだ(厳密に言えば繋がっている部分もあるのだが)。共通するのは主人公が30代の女性とその2人の友人であること。彼女たちは、仕事に関しても恋愛に関してもアグレッシブで、もしかしたら男性から見るとちょっと強すぎるイメージがあるのかもしれないが、女性の視聴者は彼女たちを応援し、共感する。

シーズン1は、慣れ合いの恋人と上手くいかなくなったところに年下の男が現れる、というストーリーで、それまでにも何本も放送されたいわゆる「年下の男」ストーリーと似かよった展開だった。2人の友人も、1人は奔放に恋愛を楽しみ、もうひとりは家族のしがらみゆえに恋愛に踏み込めない初心者だったり、親が決めた婚約者が現れる、という点でもありがちな設定だった。その点、シリーズ2では、新たに現れる男は同世代だし、2人の友人も1人は婚約者持ち、もうひとりは既婚(ただし仮面夫婦で不倫中)という設定で、より現実の30代に近いキャラクターになっている。

同じような設定を踏襲しながら、違ったドラマを作る、というのはある意味新しいドラマを作るのより難しいのではないだろうか。それでも、シーズン2でも人気は落ちることなく、今月からはシーズン3の放送が始まる。

シリーズ3はこれまでと違って、テレビショッピング扱っている会社が舞台となり、登場人物はそこで働く人々だ。キーワードも「ロマンス+成功」と銘打って、これまで以上に「仕事」の部分が多く描かれるものとみられる。

さらにもうひとつのキーワードは「友情+競争」。これまでは、同級生3人組の友情がストーリーの軸になっていたが、今回は「戦場のような職場で友情が芽生えることがあるのだろうか」というかなり辛口のコンセプトが番組のサイトには書かれている。こうなると、まるでビジネスもののドラマのようだ。さらに会社内で起きるロマンスとなれば、共感を抱く視聴者も多いのではないだろうか。

主人公シン・ジュヨンを演じるのは『検事プリンセス』のキム・ソヨン。入社して9年、仕事と日常に振り回され数々の恋愛もふいにしてきたが、今でも本当の恋をあきらめたわけでなない、というキャラクター。その恋の相手は、missAスジとの熱愛騒動で注目のソンジュンが演じる年下男のジュワンと『私の心が聞こえる?』『清潭洞アリス』のナムグン・ミンが演じる職場の先輩カン・テユン。2人の男の間で揺れる女ごころを描く図式は前2シリーズと変わらず、これぞ『ロマンスが必要』という展開になるのだろう。

共演者には人気女優のユン・スンアや、JYJユチョンの弟、パク・ユファンも名を連ねているほか、新婚のイ・ヒョリが夫のイ・サンスンと共にOSTに参加することでも話題になっている。

シーズン1からこのドラマを担当しているチャン・ヨンウ監督は記者発表会で「シーズン3では、既存のロマンティックコメディでは描かれていなかった『結婚が恋愛の成就』という観点を持たない仕事に生きる女性を題材にしたかった」とし、「それでも仕事も恋愛も手に入れたいと必死に生きている女性たちを描きたい」と語った。またチャン監督は「もっとも力を入れたのは、感情的な共感。ケーブルチャンネルという自由な雰囲気の中でファンタジーと現実、ロマンスと日常のバランスをうまく取りながら共感を得て行きたい」と続けた。

『ロマンスが必要3』は総合編成チャンネルのtvNで13日夜9時40分に初回放送、毎週月曜日と火曜日に放送され、全16回の予定である。

(Text: Yuki Awatsu)

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