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2014年01月17日 00:51

CNBLUEファンの青い千羽鶴、FTISLAND イ・ホンギの下へ飛び立つ

CNBLUEのファンクラブ、及びファンをBOICEと言う。そのBOICEに属する同じCNBLUEを愛する者たちが結束したプロジェクト、『Blue千羽鶴企画』が動いている。

CNBLUEの所属事務所、FNCエンターテインメントの先輩バンドFTISLANDのメインボーカル、イ・ホンギが負傷したのは、昨年末の12月15日の夜だった。日本にその知らせが届いたのは翌日で、FNC公式ツイッターや各情報サイトを通じてそのニュースを知った多くの人達は、驚き、心配し、早い回復を祈った。FTISLANDのファンであるプリマドンナ達(FTISLANDのファンの総称。以下プリマドンナ)はもちろんのこと、それはCNBLUEのファン、BOICE達も同じことだった。

誰の、どのグループのファンだということを考えずとも、同じ事務所、先輩であり、後輩であり、友人であり、仲間である彼らに対する気持ちは、皆同じだったのだ。「なにか、したい」、「私たちにできることはなんだろう」、ごく自然に、そういった思いが溢れ出していたという。

やり方は、人それぞれだっただろう。1人ならばなかなかできないことも、仲間の力を借りて動き出すこともある。ツイッターでつぶやいた一言が、動き出したのは、まさにこれだった。

「千羽鶴は?」

このつぶやきに賛同したメンバーが集い、ホンギにお見舞いの千羽鶴を届ける企画が動き出した。CNBLUEのカラーである青い色を使うことを決め、BOICE達に向けて参加を募る呼びかけをツイッターにて開始することにした。

CNBLUEがちょうどその日に、ドキュメンタリー映画『NEVER STOP』の試写会挨拶で来日し、ツイッターにて「アンニョンハセヨ、CNBLUEです。僕たちも日本で突然の知らせを聞いて驚いています。なによりもホンギ兄さんの早い快方を祈ります」とコメントした。続いて名古屋で行われたアリーナツアー『One More Time』にて、心配するファンらに「大丈夫です」と声をかけ、FTISLANDの代表曲を口ずさんだと言う。こういったCNBLUEメンバーの思いをも一緒にして、動きは加速する。

反響は大きかった。主催メンバー3人で日本を3ブロックに分けて受付を開始したが、想像していた以上の数の希望者があり、対応に追われた。メンバーそれぞれ、学校や仕事がある中での個々への連絡は大変だった。郵便での受け取りが始まると、鶴と一緒に添えられた手紙に励まされたと言う。この企画を立ち上げてくれた事に対するお礼、年末の忙しい時期に自分たちの時間を割いて頑張っているメンバーへのお礼、中にはお菓子を同封してくれる方も現れ、逆に感謝する日々が締切りまで続いた。加えて、この企画を知ったプリマドンナからの感謝とお礼もツイッターに、いくつも上げられている。FNCの2つのバンドのファン達が気持ちを通じ合わせ、ホンギの快方を力を合わせて祈ったのだ。

今月10日には、ホンギが仕事に復帰したという待ちに待った嬉しい知らせが飛び込んできた。怪我のために中断していたドラマ撮影の現場に復帰したという。療養中もツイッターに度々現れていたホンギ。自ら顔を写した写真をアップしたりして、ファン達に何度も「大丈夫だよ」とアピールを続けてくれていたが、この復帰日の現場での笑顔の画像は、ずっと心配し続けていたファン達へのなによりのプレゼントだった。

3等分して集められた鶴は、年明けに大阪でまとめられて糸通し作業が行われた。参加してくれた636名のBOICE達のアカウント名を記した冊子も千羽鶴に同封されて韓国ソウルのFNC事務所に向けて今週送り出される。

企画を立て、動かして現実にした。それは、BOICEという繋がりだけから始まっている。FTISLANDがいて、CNBLUEがいる。彼ら2つのバンドの関係とファン達のお互いを思いやるという純粋な気持ち。FNCエンターテインメントのタレントに集まる暖かく、熱い思いを私たちに見せてくれたBOICE JAPANに、そうして主催者3人への感謝を忘れないでおきたい。

(Text: Yayoi Iwai)

■ 『Blue千羽鶴企画』主催者3名のツイッターアカウント

あさっち (@asacching)
みち (@gretsch_wfyh)
あかり (@akerlyxx)

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