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2014年01月29日 20:40

【コラム】CNBLUEとU-KISSのニューヨーク公演から見るK-POPグループの英語力

K-POPのバンドシーンを牽引するCNBLUEは21日、ニューヨークのベストバイシアターでライブを行った。

このステージは昨年からCNBLUEが行っているワールドツアーで、アメリカ大陸を横縦断する行程の初日であり、吹雪という悪天候にも関わらず、会場を埋めたファンと熱いステージを繰り広げた。また、9日には同じベストバイシアターで、ボーイズグループのU-KISSがコンサートを行ったが、いずれのグループもその英語力の高さに、集まったメディアの熱い注目を受けた。特にCNBLUEは、日本で発表された曲の多くに英語が使われていることや、曲の合間のMCでの英語のレベルに多くの注目が集まった。

韓流の波は最初はアジアに浸透し、Youtubeなどのインターネット媒体を通じて英語圏やスペイン語圏の国々へと急速に広まっており、CNBLUEとU-KISSはいずれもすでに米国や南米でのステージを経験しているグループのひとつである。大手事務所のYGエンターテイメントとSMエンターテイメントは当初、日本と中国で市場を広げることに集中し、英語圏の市場は後回しになった感がある。しかしNHメディアは、U-KISSを結成する時にすでに英語圏への進出を視野に入れていた。

U-KISSのメンバー、ケビンとイライは韓国系アメリカ人であり、AJは現在、コロンビア大学に在籍中である。9日のコンサートでは、英語を話せるメンバーが他のメンバーの通訳を務める形で進行され、K-POPアイドルのファンミーティングなどでよくみられる質疑応答や、ファンをステージに上げてのプロポーズの寸劇などが行われた。こうした企画は通訳を必要とする海外ではうまく盛り上がらないことも多いが、それこそが、K-POPのコンサートの楽しみでもあるため、優れた英語力を有するU-KISSの存在感は大きい。

一方、CNBLUEは英語圏出身のメンバーがいないにも関わらず、チョン・ヨンファとイ・ジョンシンはNYのライブでは英語によるMCでファンを魅了した。おそらくそれは彼らがこれまで多くの労力を割いて身に付けてきたものだろう。イ・ジョンヒョンとカン・ミンヒョクもファンとの対話に積極的に参加しようとしていたが、語学力の面ではもう一歩という印象だった。

ヨンファとジョンシンはライブ全体を通して、アメリカンポップやヒップホップの曲をアドリブで披露、まるでアメリカのインディーズロックバンドのライブにいるかのようで、むしろ韓国語で話す彼らに違和感を感じるほどだった。そして彼らがダンスやバラエティを売りとするアイドルグループではなく、バンドだということが、さらにコミュニケーションギャップを埋める理由のひとつだったのではないだろうか。

会場にいたファンに、彼らの英語について聞くと「これまで、バラエティ番組などで、少しの英語を話すのを観たことがあったけれど、実際に聴いてみて驚いたし、すごく嬉しかった」と答えた。また、他のファンはジョンシンの英語について「天候について、難しい単語を使っていた。彼があまりつかわない単語を使っていたことにびっくりした」と話した。

これからもいくつものK-POPグループが北米、中南米でのコンサートツアーを行うだろう。そうしたとき、通訳を使わずに、メンバーの語学力でコミュニケーションが取れることでファンとの距離がずっと近づくということが、U-KISSとCNBLUEの今回のNY公演で証明された。それとも「韓流」のファンは、韓国語で話をする彼らに憧れ、そういう彼らに会いたいと思うのだろうか?

(Text:Yuki Awatsu)

(*この記事はKpopstarz英語版の記事を元に独自に執筆したものです)

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