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2014年02月03日 01:10

【オピニオン】東方神起チャンミン(1)スーパースターの顔ではなく素顔を披露〜『うちの町内芸』〜

東方神起のチャンミンが1月28日の放送を最後に韓国のテレビ番組『うちの町内芸能体育の能力者(うちの町内芸)』のMCを降板したが、同番組とチャンミンの関係を記した興味深い記事が韓国メディアで上がっていた。記事にも書かれているが、東方神起のユンホとチャンミンは努力の人達とファンの間でも言われている。同番組はチャンミンのその努力の部分を垣間見ることが出来る番組だった。

■『うちの町内芸』はその名の通り有名芸能人がいろんな町内に行き、その町内の同好会メンバーとスポーツ対決を繰り広げる。泰陵(テルン)訪問(韓国代表選手が練習する選手村)や海外撮影などの大型イベントもあるが、コンセプトとスケールだけ見ればあるケーブルチャネルで製作していたかもしれない。

同番組で興味深いのはチームワークと役割だ。町内会の同好会は趣味を通じて結ばれたコミュニティーだが芸能人メンバーは出演契約で結ばれた関係だ。しかし、企画会社社長でも、所属芸能人でも、韓流の最高峰に立っているスーパースターでも端役俳優でも、一般大衆にはなじみがうすいモデルでも新人でもチームの中では平等だ。そしてメンバーが入れ替わる時は、温かく受け入れ、また熱く挨拶を交わして再会を約束する。それは活動に関し強制されることがない同好会そのままだ。

「Something」でカムバック活動を再開したチャンミンは1月28日放送を最後に同番組を降板した(4日にバスケットボール最後の収録分放送予定)。彼は同番組の初回メンバーで卓球、ボーリング、バドミントン、バスケットボールを行ってきた。最後の競技となったバスケットボールで、他のメンバーがスポットライトを一人占めする間ただ1度も注目をあびることができなかった。韓流の最高峰に立っているスーパースター東方神起のチャンミンが同番組では主にベンチ候補であった。 だが、彼は不満を表に出したことがなかった。 スターという自意識は初めからなく、自身の実力に合うように与えられた機会に全力を尽くした。他のメンバーとチームにご迷惑をかけないためにスケジュールの合間をぬって練習に邁進した。 それは製作スタッフが彼の努力のストーリーを浮び上がらせなくても感じることができた。

特に日本で行った親善試合でチャンミンの態度は感動的だった。競技前から国家代表チーム同士の試合よりも「東方神起のチャンミン」が多くの関心を集め競技場は観衆で満員になり、入ることが出来なかった人々は帰るのを惜しむほど彼は人気だった。ところがチャンミンが注目をあびたのは入場したその瞬間だけだった。競技の流れが日本側に傾くとコーチ陣も製作スタッフもチャンミンを日本観客に見せる余裕がなかった。チャンミンは自身を見に来たファンたちの前で主にベンチに座っていなければならなかったし、出場してもエースではないロールプレーヤーとしてだった。しかし彼から全くぎこちなさや不便なそぶりが感じられなかった。

誰より注目をあびて生きていて、誰より他人の愛を足がかりに生きていくスーパースターの驚くべき自分客観化であり人間味を感じられるような出来事だ。エースになることはなかったのに自然に表れるこのような姿が舞台の上で積み重ねてきた経歴と合わさり魅力を拡張させる。

チャンミンは「ユノホには申し訳ないが、今回のカムバックの準備をして「Something」で舞台に立つとき、1度も震えなかった。しかし、バスケットボールの試合に出れば緊張して震える。特にバスケットボール熱中した」と話した。実際、彼の立場ではそれぐらいの球遊びで、本業でもない芸能番組の中の世界である。しかしわずかその数分の時のために黙々と練習を重ねた。お金も名誉も、イメージも時間比の効率で言えば最悪だ。しかし本来同好会活動といのは職業や資産が関係ないように彼もまた、『うちの町内芸』チームのメンバーと楽しんで熱心に練習した。

ボーリングで共演したイ・ビョンジンの言葉通り彼はチェガン(最強)・チャンミンというよりはチェソン(最高)・チャンミンが似合う人物だった。最後の彼のユニホーム姿を見る機会が1度残されている(韓国テレビKBSで4日放送予定)。しかし試合中の放送時間は多くはないだろう。だが、いつも堂々としていて自身満々な舞台でのパフォーマンスとスターとしての地位と違い、見えなくても誠実に汗を流して、競技毎ごとに最善を尽くそうと緊張した彼を見守った瞬間が良い記憶に残る。これはスターと視聴者たちの間の距離を狭める芸能の魅力でもある。

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