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2014年04月11日 16:25

映画「憲法」、ヨ・ジングとの契約を破棄し、キム・スヒョンに主演を打診し議論に

映画『憲法(クォンボブ)』の制作会社スカイウォーカーの無理なキャスティングが、論議の的となった。

映画『憲法(クォンボブ)』は当初、チョ・インソンが2010年、制作会社側と主演としての出演を確定していたが、双方の撮影スケジュールが合わず、昨年9月に降板するに至った。その後、6ヵ月にわたり空席になっていた主演の新たな候補として、ヨ・ジングの名が挙げられた。昨年末、ヨ・ジングは制作会社側からキャスティングのオファーを受けた。ヨ・ジング側によると、2月18日に制作会社側と契約を締結。投資および配給を担当するCJエンターテインメントを通じて、「2月末、ヨ・ジングとの契約を結び、8月にクランクインする予定だ」と発表された。そして、制作会社側は、ヨ・ジングとの契約の際、「2016年の半ば、映画公開時まで他の作品には出演しないでほしい」と要請していたという。

だが、既に主人公のキャスティングを終了した状態で、制作会社側が別の主演候補としてキム・スヒョンに接触し、台本を渡した事実が明らかになり、批判の声が高まっている。

ヨ・ジング側はこうした事実について、報道を通じて知り、「降板はあり得ないこと」とし、降板を否定してきた。

しかし、制作会社側は先日の10日午後、ヨ・ジング側に一方的に契約破棄を通告したとのこと。

映画界の関係者によると、3月末から既に「『憲法』側が新たな主演を探している」という噂が出回っていた状況だったという。

ヨ・ジング側の関係者は「主演俳優の交代の動きがあったということを、記事を見て初めて知った」とし、「契約まで済ませておいて、俳優を交代しようとするとは、とんでもないことだ。何よりヨ・ジングの年齢が、まだ16歳だ。法的に保護されるべき幼い俳優が、今回のことで傷つくのではないかと憂慮している」と語った。

一方、キム・スヒョンの所属事務所であるキーイースト側は「出演のオファーを受けたのは事実だが、事態がこれだけ深刻だとは知らなかった」とし、出演する意思がないとの立場を伝えた。

これより、『憲法』はクランクインの前から、主演俳優が2回も降板するという事態を迎えることとなった。『憲法』が現在の込み入った状況を打開し、再スタートを切ることができるかどうかに、関心が高まる。

なお、『憲法』は、『トンマッコルへようこそ』(2006年)を演出し名を馳せたパク・グァンヒョン監督が演出と脚本を手がける作品だ。未来都市を背景にしたサスペンス映画で、不正を見ると我慢することができない男が、偶然幽霊の森”ビョルリ”に辿り着き、この森を破壊しようとする勢力に立ち向かい戦う過程を描く。200億ウォンを投資する大作が制作されるということで早くから関心を集めてきた。

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