ニュース
2014年05月03日 01:15

K-POP歌手たちの所属事務所、イベント中止で億単位の大損失・・・ファンの抗議も殺到

先月16日に発生した旅客船セウォル号沈没事故以後、長期化する哀悼期間に多くの歌手らがカムバックを見送り、イベントやコンサートを休止している。先月末からようやくドラマや一部のバラエティ番組の放送が正常化しているが、依然として歌謡界は哀悼の雰囲気に包まれている。

5月は人気歌手らのイベントやコンサートが多数予定されていたが、今月末までのスケジュールがほぼキャンセルされた状態となっており、大きな事務所は5億(約4949万円)~10億ウォン(約9899万円)に達するほどの大きな収益が失われるという。

しかし大きな事務所が5~10億ウォンの収益を損失しても、大きな被害を受けないというが、小さな事務所は2~3億ウォン(約1979万~2969万円)の損失でも大打撃となる。ある歌謡関係者は「一部ではリストラの話も出ている」と述べ、困惑している状態だと言う。

キャンセルしたコンサートやファンミーティングなどのイベント会場、海外向けのパッケージツアーの違約金についても少なくとも数百万ウォンから1千万ウォン(約98万円)支払わなければならない状況だという。

これに伴い、事務所側もキャンセルされたチケットの払い戻しを行っているが、正規ルートではなくオークションサイトなどでチケットを購入したファンらから抗議が相次いでいる。ある関係者は「ダフ屋でチケットを買った海外ファンに私たちの方から直接払い戻しをすることができない。購入者に払い戻しをした後、元の購入者が海外ファンたちにお金を返さなければならないが、会社に訪ねてきて泣いたファンたちまでいて、私たちの方でも申し訳ない思いだけだ」と明かした。

さらに、セウォル号沈没事故を連想させる「水」「船」などのコンセプト、「セクシー」コンセプトについても配慮する必要があるとし、ミュージックビデオなどの設定変更も余儀なくされ、悩んだ末に最初からミュージックビデオを再撮影することにした歌手もいるという。これにより、カムバックの日程がさらに延期され、広告費や制作費などの大きな損失を抱えているという。

また、歌手らの本格的なカムバック時期については、通常2週間前に新曲のプロモーション活動を行わなければならず、バラエティ番組や音楽番組が正常化してもすぐにカムバック体制に突入することができず、歌謡界の正常化にはまだ時間がかかる見込みだ。

© 2024 KpopStarz. All rights reserved. Do not reproduce without permission.