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2014年05月11日 08:45

セウォル号オーナーの側近とされる女優、仁川地検に出頭

セウォル号の実際のオーナーであるユ・ビョンオン元セモグループ会長の側近とされる女優のチョン・ヤンジャ(72)がセウォル号実質所有者不正捜査と関連した調査のために10日午後2時40分頃、仁川(インチョン)地検に出頭した。

チョン・ヤンジャは、10日に予定された召喚時間の午後3時より20分早い午後2時40分頃、仁川地方検察庁にユ・ビョンオン元会長一家の経営疑惑関連の参考人として出頭した。

この日、チョン・ヤンジャは「この場では言うことがない。ユ元会長一家との関係については検察の調査で全てを明らかにする」と述べた。ユ元会長に裏金造成の指示を受けたかという質問には「全くない」と微笑んで返事をするなど、余裕のある姿を見せた。

また、チョン・ヤンジャの召喚時間に合わせて仁川地検の前には、キリスト教の福音浸礼会(いわゆる救援派)所属の信者500人余りが殺到して抗議集会を行った。チョン・ヤンジャはこの宗教施設である京畿道(キョンギド)安城(アンソン)の「クムスウォン」の代表も兼ねている。

検察によると、チョン・ヤンジャはこの日、参考人として調査を受けるが、調査の結果に基づいて被疑者に転換する可能性もあるという。また検察は、ユ元会長一家が経営するモレアルデザインと国際映像ビルのコンサルティング会社など系列会社6カ所も追加で家宅捜索した。

チョン・ヤンジャは今年の初めからグループの持ち株会社であるアイワンアイホールディングスの取締役にも就任した。検察は、2010年の国際映像の2大株主だったユ元会長が同社の株式を処分し、主要系列会社が実際の価値よりもはるかに高い価格で、これらを買い取る方法で利益を得たと見ている。

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