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2014年05月12日 10:22

【投稿レポ】東方神起チャンミン主演ドラマ『Mimi - 劇場版 -』9日に全国期間限定ロードショー初日を迎える

東方神起チャンミンの主演ドラマ『Mimi - 劇場版 -』が9日全国期間限定ロードショー公開された。オリジナルは韓国ケーブルTV番組Mnetの4部作ドラマだ。韓国では既に放映され、心の感情を表したチャンミンの演技は、韓国でも評価が高く日本では未公開のこのドラマが、大きなスクリーンで見られるという事と、先着順で『Mimi』オリジナルクリアファイルがプレゼントとして貰えるということもあり、初日の劇場は大勢のチャンミンファン達で溢れていた。

六本木ヒルズにあるTOHOシネマズ六本木の2階エスカレーター踊り場のスペースには、主役のチャンミンと相手役のムン・ガヨンが、劇中に着用した制服の衣装、同じく劇中で使用された小物が共に展示されていた。

まず、シアターに入るなりクリアファイルを映画館スタッフが手渡しでくれた。シアターの席はほぼ満席。筆者の隣には中国人のファン2人が座っていた。映画は韓国語で字幕は日本語。隣の中国人ファン達は、映画の内容を理解できるのだろうか?と心配したが、そんな心配はどうやら余計なお世話だったようだ。というのは、映画を見ている時のリアクションが全く日本人と同じ、つまりお隣さん達は、日本語が理解出来るのか、もしくは韓国語は理解できるのか、もしかすると、どちらも理解出来るのかも。お隣さんが中国語以外の語学力があることが分かり、なぜか安堵しチャンミンの映画を真剣に鑑賞することが出来た。

映画が始まる直前、突然チャンミンの顔面アップ映像が、スクリーンに浮かび上がり、ファン達のキャーと言う声が聞こえた。映画の見どころをチャンミンのウィットに飛んだ日本語コメントで説明。そのコメントを聞いたファン達の笑いがシアター全体に響き渡り、その流れで映画はスタート。

それから映画の内容は、まだこの映画を見ていない人たちの為に多く語らないとお約束する。簡単なストーリーだけに留意することを前提で、筆者の感想を書かせていただくことする。

チャンミン演じるミヌという登場人物は、初恋の記憶をある出来事がきっかけで、どうしても思い出せないことに苦悩する。一方、相手役ムン・ガヨン演じるミミは、その初恋の思い出に固執し自分が本来行くべき場所へたどり着けないで、彷徨っている少女。そして最後に分かる思いがけない展開。ラブストーリーとミステリーが上手にミックスされた物語だ。韓国ドラマにありがちな後味の悪いドロドロ感は一切なく、意地悪な人も悪人もいない安心して見られる胸キュン、そして涙がポロリと出る、そんな内容であった。

ここでやはり注目されるのは、チャンミンの迫真の演技。チャンミンのミヌの心の中を表現する演技は感動的で、見ている者の涙を誘う。特に筆者が一押しで感動したシーンは、庭にあったはずの自転車を母親に尋ね聞くシーン。この短いシーンでチャンミン演じるミヌの人物像すべて見えたと言っても過言ではない。つまりチャンミンは、このワンシーンでミヌという優しい気持ちを持った青年に、なり切ったのだ。この映画の中には、東方神起のチャンミンはいなかった。確かに、あのスクリーンにいたのは役者シム・チャンミンであった。『パラダイス牧場』で役者としてデビューし『黄金を抱いて翔べ』で日本語の演技に挑戦し、多くの新人賞を得た。そしてこの『Mimi』で台詞の少ない心の葛藤を持つミヌを演じあげた。チャンミンの演技力は確実に成長している。チャンミンの演技に関しての感想が中心になってしまったが、相手役のムン・ガヨンという役者も、自然な演技でスターである相手役チャンミンに食われることなく、ミミというミステリアスな少女を演じていた点で、これから彼女の出演する作品にも注目したいと思った。

一方、残念に思った点は4部作ドラマを前編、後編の2部作の映画にすることに無理があるのか、オリジナルドラマの細かい部分がカットされていた点と、カットした後の映像の繋ぎに違和感があったその2点だ。しかし、ストーリーも起承転結がしっかりしているし、役者も良い、題材も万人に理解できる内容のほろ苦い初恋の物語。この作品が期間限定で、東方神起ファン以外の一般の映画ファンの目に、触れることが少ないことが残念で仕方ない。今後、日韓問わず一般向けの映画でチャンミンの作品を見ることが、近未来に訪れる日が来ることを心から願う。

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※ このイベントレポートはイベント参加者による投稿レポートで、KpopStarzの見解・意見等を反映するものではありません。

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