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2014年05月19日 18:51

【旅客船沈没事故】パク・クネ大統領、涙を流し国民へ謝罪…海洋警察を解体へ

韓国のパク・クネ大統領がセウォル号沈没事故について、韓国国民へ謝罪するとともに海洋警察の解体を発表して注目を集めている。

19日午前9時、パク大統領は国民に対する談話を通じて謝罪した。パク大統領はセウォル号沈没事故について「今回の事故に適切に対処できなかった最終的な責任は私にある」とし、「国民の苦痛に対し、心から謝罪する」と頭を下げた。

続いて、「今回のセウォル号の事故で海洋警察は本来の任務を果たさなかった」とし、「事故直後、即座に積極的に人命救助活動を行っていたら、犠牲を大幅に削減することもできただろう。海洋警察の救助の仕事が事実上失敗した」と述べた。

パク大統領は「苦心の末に海洋警察を解体することに結論を下した」と発表した。「社会全般に続いてきた慢性的な官と民の癒着の輪を必ず切る」とし、「中央選抜試験委員会を設置し、公正に民間の専門家を選抜する」という意思を表わし、安全対策や緊急時の救助活動を専門に行う新たな機関を設立する方針を発表した。これにより、公務員の天下りなどが大幅に縮小すると予想される。

パク大統領は「このような内容を盛り込んだ政府組織法改正案を近いうちに国会に提出する」と説明した。

また、国民への談話でパク大統領は犠牲になった高校生の名前を挙げながら涙を流し、「国民の皆さんこの1カ月間、怒った理由を良く分かっている。初動対処不良と不法過積載の問題などを予見したが、すぐに掴めなくて尊い命を失わなければならなかった」とし、「その尊い犠牲が無駄にならないように、韓国が生まれ変わるきっかけに必ずする」と付け加えた。

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