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2014年06月26日 07:01

韓国銃乱射事件、自殺未遂で搬送された兵長は軍が用意した代役と判明

韓国北東部江原道(カンウォンド)高城(コソン)郡にある陸軍部隊の見張り所付近で兵長が銃を乱射した事件で、自殺未遂した兵長を搬送する過程は、軍が演出した偽物であることが明らかになった。

先立って23日、この兵長は自殺未遂の直後、江陵(カンヌン)にある病院に緊急移送された。当時、韓国でリアルタイムで放送された画面には、この兵長が毛布をかぶったまま、救急車から病院に運ばれる様子が映っていた。しかし、移送されたこの兵長は軍当局が用意した代役であり、実際の兵長は病院の地下駐車場を使って手術室に運ばれたという事実が明らかになった。

これに現場にいたほとんどの新聞と放送メディアは、「偽物の兵長」を報告する状況となり、軍が取材陣と韓国国民をだましていたことが明らかになった。

国防部の関係者は「偽物兵長」事件について、「兵長搬送当時、2台の救急車が動員されたのは確かだが、応急処置のために仕方なかった」とし、「病院側で入り口に取材陣が多いので、対策を講じてくれと要請してきた」と明らかにした。

しかし、病院側は「私たちも患者が到着し、代役であるという事実を知ることになった。あえてこちらから要請した事実はない」と反論した。

国防部の関係者は「メディアに説明できず不必要な誤解を引き起こしたことに遺憾の意を示し、同様のことが再発しないようにする」と説明した。

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