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2012年01月11日 12:33

SM Entertainment、日本・中国の現地企業と協力で「アジア」市場狙う

韓国最大手の芸能事務所SMエンターテイメント(韓国・ソウル)が、中国人の新男性グループ「EXO-M」で、中国市場の獲得を狙っている。東方神起やスーパージュニア、少女時代など日本でも人気のある歌手・グループを多数排出し海外の日本市場でも成功した同社は今年、日本に加えて中国をつかみ、アジアのエンターテイメント市場獲得に本格的に乗り出す構えだ。

エイベックスや吉本興業などとの日本企業からの協力を得ながら、日本の「韓流」市場をつかんできたSMエンターテイメント。現在、同社の海外市場からの収益は日本からのものが中心であるが、いずれエンターテイメントにおいても世界最大の市場となると見込まれる中国でも本格的な市場獲得を狙う。しかし、ゴールは中国ではない。SMエンターテイメントのキム・ヨンミン(Kim Young Min)CEOは、最近のインタビューで、日本、中国を基礎としたアジア市場獲得を狙う同社の戦略を語った。

「われはれはすでに(現在の)市場の状況を作ったと言えると思います。ですので、これからはアジア市場に食い込むために音楽のフォーマットを作り上げることができるはずです」「今年のわれわれの目標は、中国と日本の企業と協力しつつ、アジア市場に乗り出すことです。すべての選択肢をオープンにしつつ、それを注意深く検討しているところです」

SMエンターテイメントは、新規市場にいち早く参入するブルー・オーシャン戦略や、市場の需要を見据えてスター、グループの育成をする戦略を推し進め、同業内で最も大きな影響力を持つ企業に成長した。海外進出にも初期段階から積極的で、中国でもすでに、H.O.T.の人気で中国内での韓流ブームのきっかけを作るなどしてきた。

「アメリカやヨーロッパと比較して、アジアは依然としてもっとも効率よく結果を出すことができる最もよい市場です。アメリカの市場は依然として多少のリスクがある。アメリカがわれわれの投資と比べて最もよい結果を生み出すマーケットであれば、何も考えることなくアメリカ市場に飛び込んでいました」

韓流人気が高まるアメリカ、ヨーロッパの両市場への進出をやめるわけではないが、SMエンターテイメントは今年、すでに多くの「金」を生んできたアジアに照準を合わせた。

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EXO-M