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2014年12月27日 09:48

【ストリートダンス対談 #1 】SaUrI&DAIKI × Feeldog&Baram (From BIGSTAR)(1)

訓練された高度なダンスはK-POPの魅力の一つ。そんなK-POPのグループにおいてもダンススタイルは様々。ばっちり揃った群舞や大衆的な振り付けが多い印象だが、中にはストリートダンスをこよなく愛するアンダーグラウンド出身のメンバーもいる。彼らはグループとしてだけでなく、自分自身としてもダンススタイルを持っている。

そこで今回、日本のプロダンサーを招き、K-POPグループの中でもダンスに定評があり自身のダンススタイルを持っているメンバーとの対談を企画!第一回目のゲストとして日本のプロダンサーSaUrI&DAIKIをBIGSTARのライブに招き、ライブ観覧後にFeeldog&BARAM (from BIGSTAR)との対談を行った。K-POPと日本のストリートダンスという全く違った環境の者同士で、お互いのダンススタイルや、日韓のダンスシーンについて語り合った。

◆ まずは自己紹介をお願いします。

SaUrI:初めまして、ダンサーのSaUrIと申します。よろしくお願いします。

DAIKI:初めまして、ダンサーで、東京で生活をしています、DAIKIです。よろしくお願いします。

Feeldog:BIGSTARのリーダー、Feeldogです。よろしくお願いします。

BARAM:BIGSTARのラッパー、BARAMです。よろしくお願いします。

◆ ご自身のダンススタイルについて教えて下さい。

SaUrI:私は、3歳からクラシックバレエを、中学からストリートをやって、今はジャズダンスとハウスダンスをやってます。

DAIKI:僕はロックダンスをメインでやっていて、あとポップがちょっとと、あとソウルダンス、かな。オールドスクールです。

Feeldog:昨日映像少し見ました、ジャズロック!

DAIKI:あ、ジャズロックも知ってるんだ!

Feeldog:はい、あ、僕は18歳からHIPHOPをやっていて、オールドスクールジャンルが一番好きです。大学のとき、ストリートダンス、ロッキン、ハウスとか、ポッピンとか全部やったことがあります。

BARAM:僕は17歳のときからポッピンダンスを23歳までしたんですけど、会社の社長がHIPHOPが好きだから、HIPHOPを始めました。今はリミックス?僕も(自分のダンススタイルが)よくわからない(笑)。ポッピンもやるし、HIPHOPも好きだし、クランプとか、いろんなジャンルをやります。

◆ 先ほどSaUrIさんDAIKIさんにはBIGSTARのライブを見ていただきましたが、K-POPアーティストのライブを見る機会ってほとんどないですよね?

SaUrI:そんなにはないですね。

◆ 見ていただいた感想はいかがですか?

SaUrI:率直な感想は、すごく好感が持てて、親しみやすいチームのカラーを感じました。あとは、DAIKIさんともさっき話してたんですけど、お二人(FeeldogとBARAM)のソロの動画も見せて頂いてすごくかっこよかったですし、ストリートダンスもどんどんやっていきたいというのを聞いたので、2人のソロパートとかツーソロをもっとガッツリ見たかったなと思いました!でもお客さんすごい楽しんでましたね!すごい笑顔になりました。

Feeldog&BARAM:(拍手)

DAIKI:俺は、まずトークがすごい面白かったです。パフォーマンスで言うと、たぶん日本の人が思っているK-POPアイドルのパフォーマンスとはちょっと違うなというのはすごい思いました。なんかこう、どちらかと言うとK-POPアーティストのパフォーマンスってカクカクした感じ、ピタッと合わせるようなダンスが多いと思うんですけど、BIGSTARはすごくストリートな感じがあったので、そこら辺を売りにすればもっと伸びていきそうだなというのを感じました。

◆ BIGSTARは日本でライブ長くやってきましたが、今日のライブの特徴は?

Feeldog:もうすぐ100回公演で、100回公演ではソロとかたくさんあってずっと朝まで練習していたので、ちょっと今日は疲れてました(笑)

BARAM:力が・・・(笑)

Feeldog:トークもすごい心配でした。

SaUrI:トークすごいよかったですよ!

BARAM:僕たちも楽しいけど、今日はちょっと…

◆ 今までダンスデーとか、テーマを変えてやっていたんですよね。

Feeldog:BIGSTARの曲じゃなくて、全員ダンスを見せる日とかもあったんですよ。なのでその日に来てくれたらもっとよかったかも(笑)でも2人が今日いらっしゃると聞いたのでソロを多めに入れました。

◆ SaUrIさん、DAIKIさんのお二人から見て、K-POPアーティストってどんなイメージで、今日彼らと初めて会われたと思うんですが、イメージが変わったことがあれば教えて下さい。

SaUrI:さっきDAIKIさんと話してたんですけど、K-POPってやっぱりガチガチにダンスを揃えているイメージがあって、それって練習量がやはりすごくて、J-POPアイドルと比べても違うところが多くて、リハの時間とか。それで韓国の人たちはすごいなというイメージがあったんですけど、皆さんは本当にいい意味でストリート出身ということで、ラフなストリートの良さがありました。文化的ダンスと商業的ダンスって全然違うじゃないですか。で、商業の方のダンスはわりともっとわかりやすくて、簡単にお客さんが真似しやすいとか。なのでそういうパートも入れつつ、それらの対比が両方とももっとグッと行くと、さらによくなりそうな伸びしろをすごく感じました。きっともっと出したい!みたいなのがあるんだろうなって伝わりました。

BARAM:僕たちがアンダーグラウンド出身だから、デビューしたときは今活動している歌手たちに勝ちたいという気持ちでやっていました。でも、デビュー曲HOTBOYのとき、出演した音楽番組を見ると、他のグループはカメラを意識して正面だけに向いた振り付けが多く、僕たちはカメラをそこまで意識していなかったので、踊りも早くてパワフルだから、番組だと顔が全然見えなくて…そんなことがありました。

Feeldog:歌手じゃなくてダンサーだったので、ルーティーンとかも自分たちでつくって、振り付けも皆にいいと言っていただいたんですけど、番組で見ると全然でした・・・。

SaUrI:日本の有名な振付師の方とかは、カメラサイズを意識していて、例えば女性のアイドルグループの場合、可愛く見せるために顔周り中心に動きをつけるとか、例えばその対比ですね。お客さんが真似もしやすくて、いわゆる割り切ったお客さんのための簡単でかわいいパートと、あとはもともと2人が得意なところが、ちょっと両方とももっと出せるんだけど、どちらも遠慮してしまっているようなところがもっと両方に振り切れそうだなと思いました。

◆ 2人のツーソロとかももっと長くてもいいですよね。ライブでは楽曲を編集して、間で2人のパートをもっと出すとか。

SaUrI:そうですね。今日はダンスデーじゃないから違ったのかなとか思ったんですけど、でもそれを毎回売りにして、2人のソロは絶対毎日やるとかそれくらいやってもいいんじゃないですか?

DAIKI:うん、もっとやってもいいと思う。

◆ DAIKIさんから見た2人の魅力はどう思いましたか?

DAIKI:やっぱり、テレビの感じとアンダーグラウンドの感じの、両方をやろうとしているところが好感を持てました。ただ、今の状態だとこっちを気にしすぎていてこっちができない、というような印象を受けたので、もうちょっとどっちも勉強しなくちゃいけないと思う。

◆ アンダーグラウンドとオーバグラウンドですね。

DAIKI:今日のパフォーマンスだったらすごく気になったのが、ずっと正面向きというところ。正面を向いてるんだけど、顔を右に向けて踊ってもいいと思うし、左を気にして踊ってもいいし、一つのカメラで写した時に、180°ãã‚‰ã„の差だったらよく見えるから、そういう見せ方の転換をしてもよかったんじゃないかなと。いろいろ並び方を変えてずっと同じ方向を見てるから、いろいろやってるんだけど、見てる側からするとずっと「うんうん、はいはい」ってなっちゃうので。こっち(右)のお客さんもこっち(左)のお客さんにも皆の顔が見えるようなダンスができると、もっといいんじゃないかなと。

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(Photo : Kiyori Matsumoto , Text : Kyuyon Kim , Produce : Kiyori Matsumoto & Kyuyon Kim)

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