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2014年12月26日 11:20

【2014年まとめ】EXO、激動の2014年を振り返る~メンバーの脱退、数々の試練を乗り越え~

2012年、東方神起、SUPER JUNIORらが所属する韓国芸能事務所SMエンターテインメント(以下、SMエンタ)から総勢12名でデビューした男性アイドルグループEXOは、韓国人6名で構成されるEXO-Kと、中国人4名と韓国人2名で構成されるEXO-Mに分かれ主に韓国と中国で活動、2013年に発売された「Growl」は、「2014 Mnet Asian Music Awards」「百度沸点授賞式」など、韓国と中国の年末授賞式を席巻すると共に、アメリカ音楽専門誌ビルボード「2013年最高のK-POP」に選定されるなど、EXOはアジアで最も注目されるスターに成長した。同年12月には冬のスペシャルアルバム「12月の奇跡(Miracles in December)」をリリースし、カムバックと同時に各種音楽番組を席巻するなど、人気の高さを見せつけた。順風満帆であった2013年とは異なり、2014年はメンバーの脱退騒動、恋愛スキャンダルなど、まさに激動の1年となった。EXOにとって試練の時となった今年1年を振り返ってみたい。

2014年4月11日~13日の3日間、EXOは日本初となる単独ファンミーティング「EXO Greeting Party in Japan "Hello!"」をさいたまスーパーアリーナにて開催した。50万件以上の申込みが殺到する中、当選した約10万人のファンの前でEXOは情熱溢れる華麗なステージを披露した。日本で正式にデビューを果たしていない海外の歌手が10万人規模の観客を動員したことは非常に異例なこととして話題を集めた。

当初4月21日に予定されていたEXOの2ndミニアルバムのタイトル曲「Overdose(中毒)」のリリースは、珍島(チンド)海上で発生した旅客船沈没事故に哀悼の意を捧げ、延期された。5月7日午前0時に公開された「Overdose(中毒)」はリリース直後から、韓国最大の音楽ダウンロードサイトを始めとするあらゆる音源サイトでダウンロード1位を占めるなど、圧倒的な勢いを見せつけた。同曲のMVは公開後、約1カ月でユーチューブの再生回数2250万回を突破するなど、爆発的な反響を得た。

しかし、「Overdose(中毒)」でEXOがカムバックを果たした矢先、中国人メンバーのクリスが5月15日、所属事務所のSMエンタを相手取り、専属契約効力の不存在確認訴訟を提起し、所属事務所を始めEXOのメンバー、ファンの間に衝撃が走った。EXOはクリスがグループから離れたことにより、11人体制での活動を余儀なくされた。

5月23日のソウル公演を皮切りにスタートした初の単独アジアツアー『EXO from EXO PLANET #1-THE LOST PLANET』では、EXOは韓国を始め中国、台湾、シンガポール、インドネシアなどのファンの前に立ち、華麗なステージを披露し観客を魅了した。

6月19日、EXOのベクヒョンと少女時代のテヨンの熱愛が報じられ、大人気アイドル2人の熱愛の知らせを受け韓国芸能界が騒然となる中、所属事務所SMエンタは2人の交際を正式に認めた。2人が各自のSNSに掲載した写真などを巡り、ファンの間で様々な憶測が飛び交った。ベクヒョンは熱愛報道以後、SNS活動を自粛している。

各個人の活動も目覚ましいものがあった。ベクヒョンはミュージカル『雨に唄えば』で演技に初挑戦し、男性主人公ドン・ロックウッド役を演じ、好評を得た。D.O.は、俳優ド・ギョンスとしてSBSドラマ『大丈夫、愛だ』、映画『カート』に出演し、「2014 APAN STAR AWARDS」で新人賞を受賞するなど、俳優としての実力を認められた。チャンヨルはバラエティ番組SBS『ルームメイト』、タオはSBS『ジャングルの法則in ソロモン』に出演した。

中国人メンバー・ルハンは、9月13日、14日に開催されたアジアツアー『EXO from EXO PLANET #1-THE LOST PLANET』のタイ公演に体調不良のため参加することができなかった。休養を取りながら活動を続けていたが、ルハンは10月10日、所属事務所のSMエンタを相手取り、専属契約効力の不存在確認訴訟を提起した。クリスに続きルハンが同様の訴訟を起こしグループを去ったことで、当初12人で結成されたEXOは10人体制となり、新たな道を歩むこととなった。

12月3日午後、香港AsiaWorld-Expoで「2014 MAMA」が開催され、EXOは「Overdose(中毒)」などの華麗なステージを披露し、ファンを熱狂させた。授賞式でEXOは男性グループ賞、ベストアジアンスタイル賞、大賞である今年のアルバム賞と今年の歌手賞を受賞し、その実力と人気を証明した。また、ステージ終了後に電撃公開されたティーザー映像には、EXOのエンブレムと迷路が登場し、パズルが完成していく中で、12個の玉が迷路を彷徨い、2個の玉を除く10個の玉だけが迷路を抜け出す姿が描かれた。映像の最後には「EXO2015 COMING SOON」という文字が浮かび上がり、EXOの来年のカムバックを知らせた。

12月22日、EXO初の単独コンサート「EXO FROM.EXOPLANET#1-THE LOST PLANET-in SEOUL」の模様が収められたライブアルバム『EXOLOGY Chapter1:The Lost World』が発売された。19日にモバイルリズムゲーム「SUPER STAR SMTOWN」を通じて先行公開されたウインターソング「December, 2014」も特別に収録され、ファンへの嬉しいプレゼントとなった。

クリスとSMエンタとの間では7月に第1次調停、12月に第2次調停が行われたが、意見の違いを確認するにとどまり、訴訟は長期化の様相を見せている。ルハンとSMエンタとの間では12月に第1次調停が行われたが合意点を見いだせず、来年1月に第2次調停が行われる予定だ。

12月24日、日本の大阪で単独アジアツアー『EXO from EXO PLANET #1-THE LOST PLANET』の最終日の公演が開催され、EXOのメンバーの顔には歓喜と安堵の笑顔が浮かんだ。2014年も残りあとわずかとなった。メンバー2人がグループを離れ、10人体制となったEXO。数々の試練を乗り越えた彼らにとって来年2015年はさらなる飛躍の年となるであろう。

(text:KpopStarz writers)

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