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2015年01月07日 09:00

【コラム】2014年の振り返りと2015年予測(3)2015年のライブ予想と注目新人は?iKONのグローバル展開にも注目!

2015年のライブ予想

G:2014年、ライブを観ながら感じたのは、バラードの聴き方が韓国でも日本的になってきたのかな、と。それまでは韓国ではバラードでも掛け声が入ってたけど、静かに耳を澄まして聞き入る日本の雰囲気に近くなってきている気がしました。

F:そういえば、Kpopって、ひとつの成功例がぶわーと全体に広がる傾向になるから、「楽しむ準備はできてますか?」とか「ここまで、△△でした!」みたいな直訳的なライブ用語がKpopライブでのみ聞かれますね。「楽しむ準備は出来てますか?」を直訳的とした時、大国男児のインジュンがライブでは「準備はいいですかー?」って自然な日本語を使ってたのが、印象的でしたね。

A:今年は全体的に「準備はいいですかー?」に変わるんじゃない?(笑)

G:ライブMCで日本語がスラスラしゃべれるかどうかの話は2014年で終わってると思います。2015年は、スラスラは当たり前の上に、どういうことを語るのか?心をこめた言葉がどんなふうに伝わるか?という次の段階に入ってきたと思う。

A:それくらい、みんな日本語がうまくなっている、ということですよね。

C:昨年は防弾少年団のライブとリリ―スイベントに参加しましたが、すでに日本語を身につけて来ている点が今までの新人歌手と違いますね。MCも日本語を間違えても自由にしゃべっていて、その雰囲気がファンには楽しいんですよね。BIGBANGの初期のライブと似ていました。

A:超新星のライブを見ると、日本を拠点に活動しているアーティストの頑張りと気迫を感じました。

G:東方神起やBIGBANGのようにドームがレギュラーになったアーティストは、その先の会場ってあるのかな? GLAYみたく20万人規模の野外とか…(笑)。

A:そうなったら凄いですね~!

D:2014年はHIPHOP系のグループが多かったですね。この流れは2015年も続きそう。

G:それとワールドツアーを視野に入れているアーティストも多いですね。ツアーで直接現地に行かなくても、ワールドワイドの情報発信するアーティストは増えていると思います。

E:ワールドツアーと言えば、南米でステージにブラジャーが投げ込まれる事件もありました(笑)。

B:アジアではありえないから、アーティストも驚いたでしょうね。

G:大きい会場でライブを行うアーティストは生バンドが演奏することが多いのですが、Kpopの群舞ダンスはとかオケの方が適してたりするんじゃないかと感じることもあります。
エモーショナルなサウンドやノリみたいなものを重視しているグループは生バンドがはまるんですが、群舞ダンスを重視しているグループは生演奏よりオケの方がピタッときまる気がします。

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KpopStarzは日本語版、英語版、スペイン語版、中国語版で展開しているので、英語でコメントを収録するアーティストが増えました。


◆2015年 注目新人

G:iKONは最重要アーティストの1つですね。「MIX&MATCH」を見ながら、彼らの情熱と、なにより突出したセンスを感じます。BOBBY、B.I、とてつもないものを持ってると思う。

F:私もiKONに注目しています。WINに出ていた頃から、既に抜群のセンスを発揮していて注目していました。先にデビューしたWINNERとは傾向が違うので楽しみです。どちらも韓国市場だけを見てデビューするグループではないということなので、韓国・日本だけでないグローバルでの展開に注目しています。

C:新人ではBIGFLOが伸びないかなと期待しています。ラップ、ボーカルが上手ですし、曲のジャンルがはっきりしているので。

A:HALO、1PUNCH、も気になります。

C:HALOはB1A4とかBOYFRIENDみたいな可愛いアイドル系ファンにうけそうですよね。ただ可愛い系だけじゃなく曲も頭に残るし、ダンスもしっかり踊ってます。

F:ここ数年で韓国の音楽業界には曲もグループも本当に増えましたよね。しかも、歌もダンスもレベルが上がっている。ダンスもただ振り付けを踊れるだけじゃなくて、フリーで踊ってもグルービー感が出せないと、ばしっと揃った振り付けだけ踊っていても差別化ができない。ばしっと揃った群舞が見たい層も多いですが、ストリートダンスなどを好む層もいます。

G:Kpopというオーバーグラウンドと、ストリートダンスというアンダーグラウンドの2つの世界をマージするアーティストに出てきて欲しいですね!

F:あとはそれらが全て揃っていたとしても、売れるきっかけ、知ってもらう機会の創出は年々難しくなってると思います。クロスプロモーションというか、ファミリー間でファンを流し合うみたいなのはやはり効果的ですよね。コンサートのオープニングアクトやファミリーコンサートもその一環。あとそれとは少し違いますが、EXOのチャニョルはデビュー前に少女時代の「GENIE」のMVに出演したり、ApinkのチョロンやナウンはBEASTのMVに出演していましたね。そういうデビュー前の露出事例もありますね。

C:SNSの使い方もアーティストのプロモートには欠かせないです。Twitter、Facebook、instagram、さらに中国圏向けにweiboなど、アーティストも更新で大忙し!

D:自作曲(作詞、作曲)を発表するアーティストも増えましたね。この傾向は2015年さらに拍車がかかるんじゃないでしょうか。

G:2PMやFTISLANDが、日本でリリースした日本オリジナル曲に、韓国語の詞を付けて、韓国でも歌っている現象も嬉しいですね。今までは韓国でリリースした楽曲に日本語詞をつけて、日本でリリース、だったから。ってことは、KpopとJpopのボーダーってなくなってきているんだと思います。イメージとしての「Kpop」というカテゴリーは存在しているけど、日韓どちらでも活動しているアーティストには楽曲のボーダーは、今後さらになくなってきていくと思います。

A:2015年のKpop界も楽しみですね!

★2015年、KpopStarz日本版は常に日本からワールドワイドに発信することを視野に、アーティストを紹介していきます! 

(text:KpopSgtarz writers)

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