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2015年02月17日 12:25

”ナッツ姫”を育てたのは「財閥依存」の韓国事情か?!韓流ドラマに見る”韓国財閥”とは?

韓国の”財閥”と聞いて、皆さんは何を思うだろう?裕福で贅沢で傲慢で・・・?韓流ドラマにありがちな”財閥令嬢”はその代表と言えるかもしれない。今回は、その”韓国財閥”の実態を紐解きながら、今話題の”ナッツ姫”ことチョ・ヒョナ被告を見てみよう。

韓国には国を代表する”財閥”が約10社、その国内総生産は実に75%を超えると言われている。三星(サムスン)、現代(ヒュンダイ)などが得に有名だろう。今話題となっている”ナッツ姫”こと前大韓航空副社長チョ・ヒョナ被告もその10社の財閥のうちの一つ、韓進(ハンジン)グループの令嬢だ。

自分の一族が経営する会社の飛行機(ファーストクラス)に颯爽と乗り込み、ちょっと気に入らなかったといって客室乗務員を他の乗客の前で罵った同被告。更には自分の前にその客室乗務員をひざまずかせ、マニュアルの冊子で数回殴ったというのだ。何がそんなに気に入らなかったのか・・・事件の全貌が明るみになった今、到底理解できない。果たして何故彼女はそんな行動に出たのか、その裏には韓国の現状である「財閥依存」があるのではないかと囁かれている。韓国経済、政権までを担う財閥の令嬢として幼いころから何不自由ない生活、それどころか過剰な贅沢の中で育ってきた同被告。もちろん、同じ境遇でも同被告の様にならない”常識人”は沢山いるだろう。しかし、彼女は違った。その客室乗務員に対して「私を誰だと思っているんだ」と大声で怒鳴ったと言うのだ。後にその客室乗務員は、「まるで奴隷のように扱われていた」と証言している。

韓流ドラマの中でも財閥令嬢はよく描かれている。大きなお屋敷に住み、現金は持たずに上限の無いクレジットカード生活、欲しいものはすべて簡単に手に入れ、移動は全て高級車・・・SBSドラマ『相続者たち』に出てくる主人公らもそんな生活だ。中でもチョ・ヒョナ被告とキャラクターが被るのが、クリスタルホテルの相続者であるユ・ラヘル(キム・ジウォン)。親の決めた政略結婚の相手であるタン(イ・ミンホ)に惹かれている彼女は、訳あってタンの家に居候していたウンサン(パク・シネ)に対し、あからさまな嫌がらせを。泥棒扱いまでした挙句、謝りもせずに高飛車に立ち去る・・・。またタンも高校生の分際であり得ないほどの贅沢三昧だ。タンの父もまた財閥グループの社長。お金持ちは現金は持たずにカード生活だという話はよく聞くが、タンも例外にもれず高校生だがカードで生活。仕舞には、ウンサンをかくまうためにマンションまで借りる始末。・・・と、あくまでもドラマなので大げさに描かれているが、”財閥”が韓国という国をまわしている、ということを韓国国民もよく知っている。実際、希望就職先ランキングでは”財閥”グループは常にトップだ。

わがまま放題、やりたい放題に育ってきたチョ・ヒョナ被告。今までの生活が当たり前でなかったことを身に染みて感じていることだろう。「人を思いやる気持ち」さえあればこんな事にはならなかったのに・・・。”ナッツ”ひとつで人生が大きく変わってしまった。たかが”ナッツ”、されど”ナッツ”だ。

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