ニュース
2012年03月06日 15:30

JYJ ジェジュン・ユンチョンのファン暴行:私生活を追う「行き過ぎ」ファン原因も暴行には非難の声

韓国のスクープ誌『ディスパッチ』が、JYJのジェジュンとユチョンが過去にファンに対して平手打ちをし、悪口を吐きかけた場面を収めた音声ファイルを入手し、これまで噂とされていたファンへの暴行が事実であることが明らかになったと報じた。

私生活に支障を来たすほどにアイドルを追い回す「行き過ぎた」ファンに耐えられず出た行為であるが、ファンあってのアイドルであり、さらに暴行にまで手が及んだことへは非難の声が出ている。

ディスパッチが入手した音声ファイルは全部で3つ。その中で、ジェジュンに関するものが10分と最も長く、ユチョンに関するものは約10秒ほどだという。ジュンスについては、悪口や暴行の形跡は認められなかったとしている。

ディスパッチは2月に暴行事件を取材したが、当時はJYJ側が事実を否定した。その後、約10人余りのファンへ聞き込みを行って、ジェジュンとユチョンが過去に何度もファンへ対する暴行や暴言を繰り返していたという証言をつかんだ。

ディスパッチは特に、ジェジュンの暴行、暴言がひどいものであったとし、未成年のファンにも暴行を加えたとしている。暴行を受けたファンが何度もうなり声を上げる場面もあったと伝えた。

一方、ディスパッチは、ファン側の問題も指摘した。JYJのメンバーの一挙一動までを追い回す行き過ぎたファンの実態を紹介。「私タク」と呼ばれたタクシーを利用し、こうしたファンはメンバーを四六時中追い回した。

アイドルの私生活を追い回すファンは「私生ファン」と呼ばれ、ジェジュンは「刑務所に入って豆ご飯を食べたほうがいい。ただ軍隊で過ごしたほうがまし」と言っていたという。今回の事件の裏に、これら私生ファンによる強いストレスがあった。

しかし、ディスパッチは「アイドルはファンの愛がなければ存在できない。いくら私生活を追う私生ファンであっても、彼らの暴言と暴行は、納得するのが難しい」と非難する芸能関係者の言葉を紹介。また、こういったファンの多くが未成年の中高生であったことも指摘し、「いくら私生ファンであっても、彼らは学生で、子ども。(行き過ぎたファンに対する)怒りを、暴言と暴行で解決しようとしてはいけない」という保護者の声も取り上げた。

最後には、「アイドルは忍耐が、私生ファンは反省が必要」だとし、行き過ぎたファンの存在と、それに耐えなければいけないことは「宿命であり、スターの姿勢」(芸能事務所関係者の話)とまとめた。

今回の報道は、9日と間近に迫るJYJの南米ペルーでのコンサート、14日放送開始のユチョン主演のドラマ『屋根裏部屋の皇太子』、さらにジェジュンの出演が発表されたばかりの新ドラマ『タイムスリップ Dr. JIN』に、影響を与えそうだ。

関連記事:
JYJファン暴行問題:チリで謝罪記者会見
JYJ事務所関係者「事実を確認中」

© 2024 KpopStarz. All rights reserved. Do not reproduce without permission.