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2012年03月08日 12:08

米NYタイムズが分析、K-POPの海外進出=SNS戦略成功の結果

米ニューヨークタイムズは5日、K-POPの欧米や中東への進出の成功が、フェイスブックやユーチューブ、ツイッターなどのソーシャルネットワークサービス(SNS)を有効に活用した韓国音楽産業の戦略の結果だと分析する報道をした。

同紙は、SNSの活用がK-POPにとって欧米進出の突破口となり、アジアのファンだけでなく、欧米諸国のファンとの距離を縮める役割を果たしたと分析した。

「アジア」のアーティストであるにもかかわらず、今では、2NE1、SUPER JUNIOR、SHINeeといったK-POPグループの欧米コンサートチケットは発売開始数分で完売。不満に思ったファン達がフェイスブックなどを介し連絡を取り合い、突如集合しさらなるコンサートを要求(フラッシュモブ)するという事態も昨年5月にフランスで実際に起こった。

さらに、K-POPアーティストの各オフィシャルサイトでは、メディアの報道よりも早く、K-POPスター達のアルバムやコンサートなどについての様々な情報を入手できるようにしている。中には、ツイッターや韓国のつぶやきサイトである「me2day」でのK-POPスターに関する投稿を、自分たちの言語に翻訳しているファンもいる。

K‐POPの海外進出コンサルティングを行うDFSBコレクティブ社のバーニー・チョ社長は、ツイッター、フェイスブック、ユーチューブのおかげで、元2PMのジェイ・パークは自らのプロモーションを成功させたと語る。従来のメディアを介するプロモーションを避け、SNSを通しての世界展開を行ったのだ。DFSBコレクティブ社は、韓国音楽業界のコンサルティングとマーケティングを行っており、インディーズバンドから企業ブランディングまで、様々な顧客層を持っている。

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