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2015年04月20日 00:00

【独占単独インタビュー・後編①】ジュンヒョン(BEAST)、「僕が意図した通りに僕の曲を聴いて感じてもらえたとき、あぁ、僕は成長したんだなと感じる」

BEASTのサウンド・プロデューサー、ヨン・ジュンヒョンの独占単独インタビュー後編。
前編で明かされた、BEASTのメンバーの声の特徴とスタイル、ヒット曲「Good Luck」誕生秘話、新しいスタジオ環境、彼の作曲方法など、ジュンヒョンが日本で初めて語る内容満載に、インタビュー現場は笑顔があふれ、当初予定していた時間を大幅にオーバーし語った。

後編では、現在から近い未来について、今ジュンヒョンが取り組んでいること、考えていることを語ってもらった。「ヒット曲について」、「歌詞を書く上でのクセ」、「自身の成長を感じるとき」、「日本語RAP」、「興味のある楽器」…など、さらにディープな音楽トークをお楽しみください。

*  *  *  *

◆ジュンヒョンさんは今まで数々のヒット曲を世に送り出していますが、ヒットから掴んだ独自のコツはありますか?

ジュンヒョン:やはり新曲を発表する時はいろいろと考えます。僕らの音楽は、僕らだけが作り出して満足すればいいというものではなく、人々に聴かせるためのものだと思っています。聴いてくれる方々がいるからこそ音楽活動を続けることができると思うので、その方たちの好みや感情、大衆が好む音楽といったものにある程度は合わせようと努力しています。でも100%大衆に合わせようとするのではなく、大衆性と僕のやりたい音楽を半々にバランスよく混ぜて作曲するようにしています。ヒットしたタイトル曲もそんなふうにして作りました。

◆時には、自分の意図と違う受け取られ方をしたこともありますか?

ジュンヒョン:そんなこともありましたが、それは作曲の作業を始めて間もない時期のことです。今はある程度、僕が意図したように受け止めてもらえることが多いですね。まさにそんな時、人々が僕の意図した通りに僕の曲を聴いてくれた時、「あぁ、僕、成長したんだな!」と感じます。

◆プロデューサーとしての成長の手応えを実感しているんですね。

ジュンヒョン:はい、そうです。

◆日本語の響きというのは、サウンド的にどのように感じていますか? 日本語でRAPをすることについて、どう思いますか? 特にRAPをする上で、韓国語は跳ねる言葉尻も多いので、サウンド的にRAPに合うのでは?とも言われていますが、日本語と比べてどうですか?

ジュンヒョン:正直、最初に音楽活動を始めた時は、日本語でRAPをするということを考えたことはありませんでした。日本で活動をすることになって、日本語で歌を歌ったり、日本のアーティストの歌や日本のHIPHOPの曲をたくさん聴いたりしましたが、日本語には韓国語のパッチム(*ハングルにおいて、“子音+母音+子音”などで構成される文字の最後の音である子音)に当たる発音がないので、どのように歌っても、RAPは速度がとても速いので全体的に同じような感じに聴こえてしまうのではないかと思っていました。でも実際に日本語でRAPを歌ってみたらそんなことはなく、ものすごく、何というか、いい感じでした。もちろん韓国語でRAPをする時とは確かに違うのですが、声を曲に乗せて聴いてみると日本語のラップもとてもいいと思います。 (⇒もっと読む)

(text:Kiyori Matsumoto / translation:Akane Tanaka)

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