韓国トレンディング
2015年04月14日 02:20

韓国金融業界が見る、アイドル育成帝国”SMエンターテイメント”の今後は!?

韓国金融業界が、今後の大手芸能事務所”SMエンターテイメント”について様々な見解を示している。

1990年代半ばに5人男性アイドルグループ”HOT”を売り出したSMエンターテイメント(以下、SM)。選び抜かれたイケメン達を徹底的に育成し、アイドルとして育て上げる・・・その結果、当時10代の少女達は、彼らに夢中になった。しかしその反面、「若い学生たちを食い物にして」と彼らに対して批判的な意見が多かったのも事実。あれから約20年経った今や”韓流”の代名詞になった「Kpopアイドル」。そのアイドル育成帝国として元祖ともいえるSMが、会社業績の悪化から危ういのではとの見解が示された。

その要因として、所属アーティストへの収益分配の拡大、また円安などがあげられる。その結果、思うように日本公演からの収益が伸びなかった。また、主要アイドルグループからのメンバー脱退もそうだ。EXOの中国人メンバーであるクリス、ルハン。SUPER JUNIORの中国人メンバーであるハンギョン、また少女時代からはジェシカ。現在SMを大きな意味で支えている主翼グループは東方神起と少女時代。その東方神起ユンホが、先日の東京ドーム公演で、入隊が近いことを自ら発表したとも報じられた。この穴を埋めるべくEXOがあげられるが、まだまだデビューが浅い彼らにとってそのプレッシャーは相当なものだと考えられる。少女時代もまた、今や年齢が26歳前後。”少女”をアピールするスタイルから新しいコンセプトへとの試みはあるものの、まだその反応は見られないという。

しかしそんなマイナスな見解の一方、SM帝国は健在しつづけるとの意見もある。SUPER JUNIORは、メンバー達が兵役を終えた後に次々と復帰をしており、2005年デビュー以来10年間その地位を守っている。SHINeeはまだメンバー達が全員20代半ばと年齢が若く、今後も数年は確実に活発に活動すると見られているからだ。2015年初めに新たにオープンしたSMTOWN COEX ARTIUMなどの新事業も今後、安定した収益をもたらすのではと期待されている。

何より、SMの新人育成プロジェクトは絶対的だとの見方が強い。1989年設立以来26年間という長い間に積まれた経営ノウハウやマーケティング能力は、他のどの事務所にも負けず劣らないと分析されている。

果たして、今後SMはどうなっていくのだろう。韓流文化の先端で指揮をとれるのだろうか。その為には、様々な努力が必要なのかもしれない。

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