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2015年04月16日 10:50

セウォル号沈没事故から1年・・・遺族ら捜索と真相究明を要求「まだ船の中に人がいる」

旅客船セウォル号沈没事故から1年が経ったが、政府の対応に遺族らは不信感を増しており、ますますその溝が深まっている。

沈没事故から1年を翌日に控えた15日、現場近くの珍島(チンド)で慰霊祭が行われた。式典には犠牲者の家族ら約400人が参加し、残る9人の行方不明者の捜索や、事故原因の真相究明に向けて、船体の引き揚げを要求した。

この日、式典に先立ち、家族らは現場海域で献花を行い、犠牲者の冥福を祈った。司会を務めたセウォル号の家族対策協議会の執行委員長は「この場に集まった人々は、行方不明者を追悼したり、慰める資格すらないので、今日はどの方も紹介しない」とし「次に私たちが皆やり遂げた、皆探した、皆明らかにしたという言葉と一緒にその時に紹介する」と明らかにした。

チョン・ミョンソン委員長は追悼の辞で「まだセウォル号の中に人がいて、何を記憶し、何を懐かしめというのか、私たちはまったく理解できない」と述べた。

また、家族対策委は「セウォル号特別法大統領令廃棄」と残りの行方不明者9人の調査と真相究明のための早急な船体引き揚げを要求した。

慰霊祭を終えた家族は船でセウォル号が沈んだ場所を示す黄色のブイが浮いている事故海域に移動し、献花をして追悼の時間を持った。

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