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2015年04月17日 11:20

【インタビュー】今夏公開、映画『コンフェッション 友の告白』主演・チソン、「自分の演技力がまだまだ足りないということに気づいた」

チソン&チュ・ジフン 初競演!濃厚な男たちが叩きつける演技対決が話題の新感覚の犯罪ドラマ!

主演には「秘密」「鉄の王 キム・スロ」ほか多くの主演ドラマで実力を発揮する正統派二枚目のチソン。彼の2人の親友役で映画『アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜』『私は王である!』など多彩な役柄で変身を遂げてきた超人気男優チュ・ジフンと、ドラマや映画、バラエティ番組など幅広い活躍で人気を博す個性派イ・グァンスと豪華競演が実現。

【STORY】 
ヒョンテ(チソン)、インチョル(チュ・ジフン)、ミンス(イ・グァンス)の3人は中学時代のある出来事により、17年経った今も唯一無二の友情で結ばれていた。ある日、ヒョンテの両親が経営するゲーム賭博店で強盗放火事件が発生し、母親が亡くなってしまう。ヒョンテは亡き母を供養するためにも、息子である自分が決着をつけることを心に誓い、独自に事件を調べ始め、インチョルとミンスもヒョンテに手を貸すことに。だが犯人の身に次々と降りかかる予期せぬ誤算が、3人の友情を分断し、事件は衝撃の展開へと暴走していく──

主演・チソンのインタビューをお届けする。

◆本作への出演のきっかけは何でしたか。

チソン:実は、3人の中で私が最後に合流しました。物語がありがちなノワールでない点も良かったし、平凡な素材も十分刺激的にできるのだと新鮮に感じました。この映画のメインが犯人捜しの話であれば、映画が良いものにはならないと思いました。正直なところ、チュ・ジフンとイ・グァンスに対してあまり良い先入観はなかったんです。とくに信頼もありませんでした。全く合わなさそうなこの二人と本当に仕事をしないといけないのかという疑念もありましたが、どうしてもこの映画に参加したかったのです。

◆役作りについてお聞かせください。

チソン:監督から手紙を一通もらいました。その手紙には質問ばかり羅列されていて、答えがありませんでした。“ヒョンテはどうして聴覚障害者の女性と結婚したのか?”“思春期に友を誤解してしまった申し訳なさや、自分が生き残るため友を置き去りにしそうになった罪悪感などが、成長期のヒョンテにどのような影響を与えたのか?”などでした。それらがあったからこそ、監督の意図するように自然とヒョンテというキャラクターをつくることができました。

◆本作では、ヒョンテの感情があまり表に出ない演出がなされていますが。

チソン:もともとヒョンテに対する説明や、彼が感情をむき出しにするシーンは多くなかったので、演じていて自分の中に表現できないイライラが溜まっていくだろうということは予想していました。しかし逆に、この映画で私が任された役割こそそれだと思ったのです。物語全体の舵をとる役割ですね。最初からストーリーの流れにおいて、ヒョンテだけがフィーチャーされるのはダメだと判断しました。チュ・ジフンとイ・グァンス、この二人をサポートしたかったのです。私があえて誇張してしまうとバランスが崩れるので、コントロールが必要でした。実はヒョンテの感情が出てしまうシーンもあったのですが、監督が編集してしまいました。それよりもショックだったのは、完成品を見て自分の演技力がまだまだ足りないということに気づき、辛かったことです。

◆チュ・ジフンさんとイ・グァンスについてはどう思われていますか。

チソン:二人の良いところは、どちらも劇中のキャラクターと似ていることです。チュ・ジフンはインチョルのように生意気だけど、憎めないタイプでした。知り合ってみたら非常に正直で賢いやつでした。グァンスは優しく情に厚く、ベストを尽くすタイプです。私から二人に近づいていったのですが、とても自然に受け入れてくれました。礼儀を保ちながらも親しくなっていったのです。そのような関係が撮影中ずっと続き、ストレスが少なかったです。

◆ラストシーンについてお聞かせください。

チソン:ラストシーンの撮影の日、撮影前にわざとジムに行きました。体を疲れさせたかったのです。映画本編では映っていませんが、実際に鍵を開けて家に入りました。最初、涙がボロボロ零れ落ちそうで、なかなかドアを開けられませんでした。部屋の中に入ろうとしましたができず、何度も待って気持ちを落ち着かせてから中に入りました。涙を流すシーンでは、カメラが正面と横にあったのですが、何となく横のカメラの映像が使われるだろうと思いました。すると涙が自然に横に落ちたのです。自分でもびっくりしました。ファーストテイクで監督のOKが出ました。二回撮るとあのような感情はもう出せなかったと思います。

◆あなたにとって友達とは?

チソン:友情や義理という単語は、20代のときに使って以降、あまり使っていません。言葉は必要ではなく、傍にいるのがまさに義理でしょう。会わずに友情だ義理だというのは、ちょっと違う気がします。私は同業の俳優よりも、幼い頃の友人の方が今も仲が良いです。ですので、今回の映画は自分にとって違和感無くとても自然に受け入れられました。

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『コンフェッション 友の告白』
監督・脚本:イ・ドユン 撮影:ユ・オク(新しき世界)  照明:ペ・イリョク(新しき世界) 衣装:キム・ソヨン(10人の泥棒たち)
出演:チソン TVドラマ「秘密」「ラストダンスは私と一緒に」、チュ・ジフン「私は王である」「アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜」 イ・グァンス「マイ・リトル・ヒーロー」 2014年/韓国/114分/配給:ツイン
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■2015年夏、シネマート新宿ほか全国順次ロードショー!


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