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2015年04月27日 17:24

【コラム】デビューサバイバル番組ブーム①K-POPアイドルヒットの鍵はデビュー前?

最近、JYPエンターテインメントとMnetが披露するガールズグループプロジェクト「SIXTEEN」の候補者が連日公開され、話題を集めている。韓国で今、デビューまでの過程を公開することでファンを獲得する番組がブームとなっている。

近年、韓国ではオーディション番組が人気を集めた。MBC『私は歌手だ』、MBC『偉大な誕生』に続き、SBS『K-POP STAR』、Mnet『SUPER STAR K』など多数のオーディション番組が生まれた。その後、人気の低迷により、次々と番組が終了する中、『K-POP STAR』が最近、シーズン4の9カ月間のサバイバルを終えた。決勝戦ではKaty Kim(ケイティ・キム)が優勝し、YGエンターテインメントを選択して話題を集めた。

YGはSBS『K-POPスター2』で楽童ミュージシャンを獲得。視聴者から大型新人誕生の期待を集めていただけに、デビューと同時に韓国の音楽配信リアルタイムチャートで1位を総なめにし、さらに新人では異例のトリプルタイトルを掲げて活動して大成功に収めている。

しかし、このように成功を収める歌手は多くない。オーディション番組が増えると同時に、優勝して事務所と契約したにもかかわらず、活躍できずにいる歌手も増えた。バラード歌手、ソロ歌手の活動範囲が狭く、また、視聴者の「見飽きた」という意見も増え、視聴率も低下。オーディション番組も消えていったが、2013年YGがWINNERのデビューを決定するサバイバル番組『WIN:Who Is Next』を披露し、再び熱い人気を呼んだ。

その後、iKONのメンバーを選抜する『MIX&MATCH』、KARAの新メンバーを選抜する『KARA PROJECT-KARA THE BEGINNING』、STARSHIPエンターテインメントの新人ヒップホップグループMonsta Xを選抜する『NO. MERCY』などのサバイバル番組が次々と誕生した。

それまでK-POPアイドルたちは長い下積み期間を経て、完成した状態でデビューしてきた。デビュー前の彼らの苦労はデビュー後にトーク番組やインタビューを通じてしか知ることができなかった。2008年突然デビューしたSHINeeは、これまでアイドルグループの間で主流であった自由なコンセプトのダンスミュージックを超え、徹底したコンセプトでアーティスト型アイドルとしての頭角を現し、デビューと同時に大きな注目を集めた。

また、前年デビューしたFTISLANDもアイドルグループでありながら、優れたボーカル、ラップ、楽器演奏の実力を兼ね備えたバンド型アイドルの地位を確立した。

しかし、K-POPブームが過熱し始めると、アイドルグループの洪水が起こり、K-POP市場が飽和状態となったため、デビュー後すぐに人気を集めるグループはだんだんと減っていった。アイドル激戦を勝ち抜くために、これまでベールに包まれていたデビュー前の過程を公開し、デビュー時には多くのファンを確保するグループも増えた。

ZE:Aはデビュー前、ウィングカー公演を通じて50回を超えるストリートコンサートを開催。デビュー時には1万人を超えるファンの獲得に成功した。

デビュー2年で、音楽番組で8冠を達成したVIXXはデビュー前Mnetのオーディション番組『My DOL』でメンバー入りを賭けたサバイバルを繰り広げた。視聴者がSNSを通じてミッションを与え、好感度をチェックできる参加型オーディション番組として話題を呼んだ。(⇒もっと読む)

【コラム】デビューサバイバル番組ブーム①K-POPアイドルヒットの鍵はデビュー前?
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(text:KpopStarz writers)

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