MERS拡散の影響、韓国で開催予定のコンサート、スポーツイベントなど続々中止

中東呼吸器症候群（MERS：以下、MERS）感染拡大に対する社会的不安が大きくなる中、大勢の人々が一カ所に集まるコンサートやイベントなどの中止が相次いで決定している。

6日にソウル龍山（ヨンサン）区現代カードUnderstageで開かれる予定だった「Black Music Stage-チョンギゴとMad Clown」コンサートが中止となり、公演のチケットは全額返金されることになった。

これにチョンギゴは4日、自身のツイッターを通じて「皆さん。MERSのために6日の公演がキャンセルされました。残念ですが、皆さん健康に注意してください！」と明らかにした。

歌手のイ・ウンミは7日、水原（スウォン）京畿道（キョンギド）文化の殿堂で開催する計画だったコンサートを暫定延期した。所属事務所側は「MERSによる被害拡散を防止するために参加する観客の健康を守ることが優先だと判断して公演を延期することを決定した」と発表した。

さらに、6～7月には大規模な会場で開催される人気歌手の公演はもちろん、夏に近付きフェスティバルが立て続けに予定されている。まだキャンセルや延期はできない状況でも、歌謡関係者たちとイベント企画会社、ファンは不安を募らせている。

ある芸能事務所の関係者は「ファンの公演前売りキャンセルなどはまだないが、状況を見ている。安全予防措置として会場にMERS検疫用熱感知器の設置などを議論しているところである」と明らかにした。

また、10日から水原ワールドカップ競技場で行われる予定だった「2015水原コンチネンタルカップ国際ユース（Ｕ－17）国家代表サッカー大会」も8月～9月に延期された。

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