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2015年06月08日 00:50

6月7日、デビュー8周年を迎えたFTISLANDの歩みを振り返る。

FTISLANDが6月7日、デビュー8周年を迎えた。

2007年6月7日、FTISLANDは「現役中高生バンド」という触れ込みでデビュー。一番年長のイ・ホンギが17歳、最年少のドラムのチェ・ミンファンはまだ14歳だった。イ・ホンギの可愛らしい外見に似合わない歌唱力が注目され、またバンドという形態の珍しさもあって、デビュー曲「サランアリ」は各チャートで1位を獲得、FTISLANDは2007年の新人賞を総なめにした。

そのちょうど1年後2008年6月7日に日本でインディーズデビューアルバム『Prologue of FTIsland -SOYOGI-』を発表して、本格的に日本でのライブ活動も始める。

2009年1月にはデビューメンバーだったオ・ウォンビンが脱退。すぐに現メンバーであるソン・スンヒョンが加入。また4月28日に放送されたFTISLANDのリアリティ番組『Coming Out! FTISLAND』の中で、大きな危機が何度かあったことが語られている。

2013年から14年にかけて、ミュージカルや映画など、メンバーが個人で活動する機会が多くなった。さらに日本ではコンスタントにCDをリリースしてライブも行われていたが、2013年11月にリリースされたアルバム『THE MOOD』以外に、韓国での音楽活動がなかったことで、解散や脱退の噂が絶えずファンの間で浮上していた。メンバー自身も「実際、解散について危機を感じなかったわけではない」(チェ・ジョンフン)、「『PRAY』ができる前までは、続けて行けるんだろうか、と疑問に思うこともあった」(チェ・ミンファン)と、不安な時期を過ごしたことを告白している。

後輩グループであるCNBLUEやAOAの活躍や、所属事務所であるFNCエンターテインメントの急成長など、FTISLANDを取り巻く環境が大きく変わる中、メンバーは「バンドとして続けたいから」と、FNCと再契約。

2015年は初のワールドツアーで活動を開始し、続けて1年4か月ぶりにアルバム『I WILL』で韓国でカムバックを果たす。それまではホンギの歌唱力を生かしたバラードやポップスをタイトル曲として活動してきたが、今回のタイトル曲「PLAY」は、いわゆる「エモ」(メロディアスで感情的な音楽性、そしてしばしば心情を吐露するような歌詞によって特徴付けられるロック・ミュージックの1スタイル)と呼ばれるジャンルのロック曲。「これが自分たちのやりたい音楽」とメンバーが語るように、アルバムの全曲の作詞・作曲にメンバーが参加して作り上げ、新しいFTISLANDの第一歩となった。

「PLAY」は2010年9月の「サランサランサラン」以来4年7か月ぶりに『ミュージックバンク』で1位を獲得、SBS 「MTV THE SHOW」でも2週連続1位を獲得する活躍を見せた。

一方日本でもメジャーデビュー5周年を迎えた今年5月、5枚目のアルバム『5.....GO』(ゴー)をリリース。友人でもあるONE OK ROCKのTakaと共作のリード曲「Primavera」を始めとして、さまざまなクリエイターと共に作り上げられたアルバムで新しい魅力を発揮した。

現在、日本でのアリーナツアーと、アジアツアーを並行して行っているFTISLANDだが、一方でチェ・ジョンフンとイ・ジェジンがドラマに出演するなど、個人の活動も行い、グループ・個人共に確実に進化した姿を見せている。

また、元メンバーのオ・ウォンビンはSS501のパク・ジョンミン、MBLAQのミルの姉である女優のコ・ウナが所属するジホ・エンターテインメントに所属、現在映画の撮影中である。そして音楽活動としては、6月13日に原宿アストロホールで単独ライブを開催する。

「アイドルバンド」という新しいジャンルを切り開いた先駆者として、時に演技者として、また韓国大衆音楽界に切り込んでいく「ロックバンド」として歩んできたFTISLANDの8年間。今後の彼らの活躍に期待したい。

(KpopStarz writers)

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