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2015年09月09日 15:05

【レビュー】キム・ウビン主演最新作『技術者たち』(11月28日公開)、1500億ウォンの華麗な強奪計画!

韓流次世代スターとして爆発的な人気を誇るキム・ウビン主演最新作!

金庫破りに人材調達、ハッカーと優れた技術を併せ持つ最強の犯罪チームが挑むかつてない壮大な強奪計画を圧巻のスピードと手に汗握る緊張感、そして観る者の予想を裏切る巧妙なトリックを散りばめて描く本作は、スケールとエンターテインメント性に溢れた最高傑作となっている。

ミッションは「仁川税関に隠された1500億ウォンを40分のうちに盗み出せ!」。

ジヒョク(キム・ウビン)は優れた頭脳を持つ金庫破り。同時にあらゆる方法で人を惑わす詐欺師でもある。あらゆる仕事に最適な人材を見つけてくるグイン(コ・チャンソク)、どんなセキュリティシステムでも破れる天才ハッカーのジョンベ(イ・ヒョヌ)と手を組んで宝石店を襲い、一夜にして有名になった彼ら。そんなチームに目をつけたのは、財界の大物チョ社長(キム・ヨンチョル)。チョ社長には、北東アジアで最高のセキュリティを誇る仁川税関に隠された1,500億ウォンを制限時間40分以内に盗む、という壮大な野望があり、この計画を実現してくれる犯罪プロ集団を求めていた。

ここから展開の読めない史上最高の強奪計画が始まる。チームによる壮大な強奪計画を描いた作品と言えば、「オーシャンズ11」シリーズとか、韓国作品でも「10人の泥棒たち」(2012)を思い浮かぶだろう。今回のチームは少数精鋭で、全体的なチームの雰囲気としてはオーシャンズの方に近い。韓国映画は残虐だったり救いのないエンディングを迎える作品も多いが、今作はスカッと笑顔で終われる。そしてキム・ウビンは作品を発表するたびに、どんどんカッコよくなっていく。

最大の見せ場は、ストーリー終盤の舞台、仁川税関の広大な敷地でのアクションシーン!アクションや、強奪のプロセスやトリックはもちろん見どころだが、この作品は登場人物ひとりひとりの人物背景や性格、それぞれの人との関わり方をキチンと描いているので、見ている側はメンバーに思い入れが強くなっていく。そのせいで、うっかり、彼らの仕掛ける強奪ストーリーを見破れなかったりして、悔しかったするのだが、それを含めて楽しめる。

(text:Kiyori Matsumoto)

『技術者たち』
2014年/韓国/116分/監督:キム・ホンソン/キャスト:キム・ウビン、イ・ヒョヌ、コ・チャンソク、キム・ヨンチョル、チョ・ユニ/原題:『기술자들』/配給:クロックワークス
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●11月28日(土)シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国ロードショー

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