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2015年11月08日 16:40

IU、歌詞の扇情性がネットで物議に・・・SNSに謝罪文掲載「5歳の女の子を性的対象化する意図はなかった」

歌手兼女優のIU(アイユー)の最新アルバム『CHAT-SHIRE』の収録曲「Zeze」の歌詞について、扇情性がネットで物議になる中、IUが自身のSNSに長文の謝罪文を掲載し、話題となっている。

6日、IUは自身のフェイスブックに長文の謝罪文を掲載した。同謝罪文で「こんにちは。IUです。私の歌詞についてたくさんの意見が交わされていることを知りながらも勇気を出すまでの時間が思ったよりも長くかかってしまいました。遅くなり申し訳ありません。私の歌詞により傷付いた方々に心から謝罪いたします」と伝えた。

IUはアルバム『CHAT-SHIRE』について「23歳の私に見えることと考えを基盤に、小説の中の登場人物にヒントを得て作った曲が収録されたアルバムで、「Zeze」もその中の1つ」とし「『わんぱく天使』は私にとって本当に大切な小説。誓って言いますが、私は5歳の女の子を性的対象化しようとする意図で歌詞を書いていません。歌詞に出てくるゼゼは、小説のモチーフだけを借りた第3の人物」と説明すると共に、自身の歌詞によって多くの人を傷つけてしまったことは、作詞家として未熟だった自身のせいだと述べた。

さらにIUは、インタビューで自身が「ゼゼがセクシーだ」と述べたことについて「幼いゼゼについての言葉ではなく、「ゼゼが持つ性質がセクシーだと感じた」とし、「両面性という性質について話したつもりだったが、“セクシー”という単語を使ったことで誤解を引き起こしてしまったのは私のミス」と自身の過ちを認めた。

これに先立ち、小説『わんぱく天使』の出版社Dongnyok側はIUの「Zeze」の歌詞とアルバムのジャケットに描かれた子どもの絵について遺憾の意を示した。Dongnyok側は「ゼゼは家族から虐待を受けた傷だらけの5歳の子ども」とし「ミーニホはゼゼにとって慰めてくれる唯一の友達なのに、ミーニホの立場から作った曲でゼゼがずる賢いとは?」と歌詞の内容について指摘した。さらに、ジャケットに描かれた網目タイツをはいてポーズを取るゼゼの絵を根拠として挙げ、「虐待による痛みを抱える5歳のゼゼを性的な対象にしたことは非常に遺憾に思う部分」と明らかにし、視線を引き付けた。

ネット上では、「表現の自由」の観点から作品の解釈は自由であるとしてIUを擁護する立場と逆に批判する立場とに分かれて意見が飛び交うなど物議を醸しており、注目を集めている。

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