T-ARA、一連の騒動を一蹴して電撃カムバックへ

T-ARAが、先月末のファヨン脱退以来激化した騒動を一蹴して電撃カムバックをする見込みだ。

業界関係者の話によると、T-ARAは9月7日に放送されるKBSの生音楽番組『ミュージックバンク』で、「Day By Day」の後続曲となる「Sexy Love」で、大々的なカムバックステージを行う予定だという。

約1カ月にわたって続いたT-ARA騒動の影響で、ミニアルバムの活動全面的に中断し、韓国での初の単独コンサートも中止、さらにメンバーが出演するドラマでもメンバーが降板されるなど、涙を飲んできたT-ARAだが、ここで所属事務所は事態打破のため強気の正面突破のカードを突き出したようだ。

『ミュージックバンク』の関係者の中には、同番組でT-ARAのカムバックステージを行うことは、まだ出演者交渉が終っていなく確定したことではないと慎重な態度を示す者もいるが、別の関係者によれば、カムバックステージを行うことはすでに口頭では確定された状態だという。

起死回生のカムバック曲となる見込みの「Sexy Love」は、これまで「Bo Peep Bo Peep」「Roly-Poly」「Lovey-Dovey」とT-ARAの超ヒット曲と言える3曲を作り出してきた作曲家「新沙洞（シンサドン）の虎」（本名：イ・ホヤン）による第4番目の曲。エレクトロニックなクラブダンス曲で、ステージではパントマイムを取り入れたロボットダンスを披露する予定で、T-ARAのメンバーらも自信を見せる強力な一曲だ。同曲は日本でも10月末にシングルとしてリリースが予定されている。

更に一部のメディアの報道は、『ミュージックバンク』（9月7日）の前後にも、T-ARAは、Mnetの『M! Countdown』（9月6日）、MBC『ショー！音楽中心』（9月8日）でカムバックステージを行う見込みだと伝えている。

一方、T-ARAはこれに先立ち、今月30日には7thミニアルバム『MIRAGE』をリリースする予定だ。

また、9月8日には済州ICC野外特設ステージで行われる「2012世界自然保全総会記念コンサート K-POP Nature +」で、BoAや2AMらと共に出演することが有力視されている。さらに、9月23日に慶州市民運動場で行われる「2012レース韓流ドリームコンサート」では、当初から予定されていた出演は変更されていないため、BEASTやKARA、SISTARらと共に同ステージにも立つ見込みだ。

一方、T-ARAのカムバックの兆しが伝えられる直前には、元メンバーのファヨンが脱退後約1カ月ぶりにツイッターを通して心境を告白した。最初はファヨンがT-ARAのメンバーからいじめにあっていたのではないかとされ、ネットユーザーから同情を受けていたファヨンだが、ファヨン自身もこれまでの騒動について「歪曲された事実」があり傷ついたと明かした。

さらに、ファヨンは、「同じ釜のご飯を食べて過ごし、幸せだった日々もあったので、過去のことは忘れて、もう一度笑顔でお互いを応援しながら過ごしたいと思っています」とコメントし、T-ARAにエールを送っている。

約1カ月間にわたってT-ARA騒動の大きな痛手を受けてきたT-ARAだが、9月は様々な面でまさに「カムバック」の月として正念場を迎えそうだ。

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