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2016年09月04日 14:28

【撮り下ろし&独占インタビュー】L.Joe(TEENTOP)映画「絶壁の上のトランペット」でスクリーンデビュー!「まだ自分の顔がクローズアップされたスクリーンを観る心の準備が出来ていません(笑)」

9月17日公開映画「絶壁の上のトランペット」に、TEENTOPの演技派L.Joeが出演している。

東京で写真を学ぶ女子大生アオイ(桜庭ななみ)は心臓移植という大きな手術を受け、療養のため叔父の住む沖縄の小さな島を訪れた。ちょうど夏の祭りが始まる頃。ポラロイドカメラを手に海岸を散策するアオイの耳に、微かなトランペットの音色が届く。引き寄せられるように向かった先には、繊細に動く長くて白い指先とその隙間から輝く金色の夕陽。指の動きに合わせて生まれる音が、絶壁の向こうの海へと広がっていた--------。

絶壁の上でトランペットを吹いていた青年ZIOを演じたのがL.Joe。本作がスクリーンデビューとなる L.Joeの独占インタビューをお届けします。

◆今回、L.Joeさんが演じたZIOという役について、どういう役で、L.Joeさんとどんな共通点があるかを教えてください。

L.Joe:ZIOというのは、この映画の中で、すごく気になる存在なんですよね。映画を観た皆さんが、このZIOってどういう人なんだろう?って気になる…気になるようにさせてくれる存在だと思います。僕とちょっと違ったところがありますね。それは、映画の中のZIOは、すごく口数が多いというか、たくさん話すんですけど、僕は、普段は口数が少ないです(笑)。

◆ZIOの印象的なシーンについてうかがいます。まずは「アオイ(桜庭ななみ)との自転車の二人乗り」。

L.Joe:あのシーンは、撮影をしているって感じが全然しなくて、自然の中を散歩している感じで、すごく良かったです!

◆「崖の上でトランペットを吹いているシーン」。風が強そうでしたね。

L.Joe:はい。ホントにホントに怖かったです!死ぬかもしれないっていう状況だったんですが、頑張りたい!と思って、崖の上まで登りました。

◆ZIOはアオイに「料理」も作っていましたよね。

L.Joe:はい。

â—†L.Joeさん、料理は…?

L.Joe:僕は普段から料理は出来ないんですけど、劇中では僕が料理が上手そうに見えたので、良かったです!(笑)

◆L.Joeさんはヴァイオリンを弾きますよね。今回ZIOは「トランペット」を吹くきますが、いかがでしたか?

L.Joe:ピアノとヴァイオリンは子供の頃から習っていたから出来るんですけど、今回トランペットは、事前に少ししか練習する時間がなかったので、下手なんですよ。もう…ホント下手ですよね。

◆この作品、ZIOのアップがものすごく多いと思いました!完成した作品を観て、どう思いましたか?

L.Joe:ふふっ(笑)。まだ実は映画館のスクリーンでは完成作品を観ていないんです。だから僕、まだ自分の顔がクローズアップされたスクリーンを観る心の準備が出来ていません(笑)。怖いなぁ。

◆映画館で観たファンは、L.Joeさんに見つめられて、直接言われているような気持ちになって、ドキドキすると思います。

L.Joe:そうかもしれないですね(テレ笑い)。

◆劇中で気に入っているセリフはありますか?

L.Joe:撮影をしていたのが1年前なので、なかなか今セリフが蘇らないんですけど、個人的には「おじーちゃん!」って、おじいちゃんに話す時が、すごく心があたたかくなりました。

◆「おじーちゃん!もうすぐ夏祭りだね。今度の夏祭りは僕と一緒に行ってくれない?絶対一緒に行こう!」ってシーンですか?

L.Joe:そうです。好きなシーンですね。

◆ところで、今回の映画に出演することについて、TEENTOPのメンバーの反応は?

L.Joe:「女優さんはカワイイ?」って聞いてきました(笑)。

◆L.Joeさんはなんて答えたんですか?

L.Joe:「カワイイよ!」って言いました(笑)。

◆はい、男子の会話ですね!(笑)

L.Joe:はーい(笑)。

◆ZIOは日本語のセリフが多くて、大変だったんじゃないですか?

L.Joe:ホントーに!大変でした。だから、それと同じくらい悩みも大きくて、果たして僕が出来るだろうか?って、すごく悩みました。

◆ZIOの行動で1つ気になっているところがあるんですけど。ZIOはアオイの前に現われましたが、なぜ、付き合ってた彼女には逢いに行かなかったんでしょうか?それが気になりました。

L.Joe:あぁ~!そうですよね!たぶん僕だったら、付き合ってた彼女に会いに行ったと思うんですけど…映画ですから(笑)。

◆(笑)。では、映画の舞台、石垣島の思い出などありますか?

L.Joe:ホントに僕、お話したいんですけど、1年前のことなので、記憶が完全に飛んじゃってるんですよね。思い出せなくてごめんなさい。

◆この1年、めっちゃ忙しかったってことですね。

L.Joe:はい、忙しく過ごしていました。

◆ということは、共演者と、今回の舞台挨拶が、久しぶりの再会だったんですか?

L.Joe:はい、1年振りの再会です。ちょっとギコチない感じです(笑)。

◆最後に、映画「絶壁の上のトランペット」をこれから観ようかなと思ってる人たちへ、L.Joeさんからメッセージを。

L.Joe:TEENTOPとしてではなくて、L.Joeとして一番最初の個人活動を、このように日本でスタートすることが出来たので、たくさんの関心を寄せてください。そして、この映画は心温まる作品なので、たくさん愛してください。映画について、たくさん拡散して、噂を広めてください!

(photo&text:Kiyori Matsumoto)

◆L . Joe(ジオ)
1993年11月23日、韓国出身。2010年7月シングルアルバム「Come Into The World」でデビューした韓国の6人組音楽グループ「TEEN TOP」のメンバー。TEEN TOPではラップを担当している。趣味は演技、特技はピアノ・バイオリン・作曲・英語。韓国ドラマ「花じいさん捜査隊」「失踪ノワールM」、Webドラマ「魔法の瓶」などに出演し俳優経験も積んでいるが、本作「絶壁の上のトランペット」でトランペットを奏でる神秘的な青年「ZIO(ジオ)」を演じ、銀幕デビューを果たした。

『絶壁の上のトランペット』
2016/日本・韓国/102分/監督・脚本:ハン・サンヒ(『初雪の恋』『愛の言葉』『忘れ雪』)/キャスト:桜庭ななみ、L.Joe(TEENTOP) 大塚寧々 辰巳琢郎/堀田眞三 久保田悠来 立花美優 他/配給:アーチ・エンタテインメント 配給協力:トリプルアップ
trumpetofthecliff.com
Ⓒ 2016「絶壁の上のトランペット」製作委員会
 â—†ï¼™æœˆï¼‘ï¼—æ—¥(土)よりシネマート新宿他、全国順次公開

◆ ストーリー

全てはあの光を見た瞬間から、始まったのかもしれない。
「あなたもこれからは二十歳の女の子らしく、恋愛も、好きなことも、思う存分楽しみながら生きていくのよ。普通の女の子みたいにね…」母・ミツコ(大塚寧々)のそんな言葉を聞き、涙をこらえて海を眺めるアオイ(桜庭ななみ)。

東京で写真を学ぶ女子大生だったアオイは、心臓移植という大きな手術を受けた後、療養のため伯父・イチロウ(辰巳琢郎)が暮らす沖縄の小さな島を訪れる。そこでふと見上げた絶壁の上に、淋しげにトランペットを吹く青年を見つけた。

イチロウが養女マリ(子役名不明)と暮らすペンションで共に過ごし始めたアオイは、島の散策がてら白いポラロイドカメラで気に入ったものや風景を撮るのが日課になっていた。梅雨も明け、夏祭りを二日後に控えたある日、いつものようにポラロイドを首からぶら下げ出掛けたフリーマーケットで、古びたトランペットに心惹かれるアオイ。しかし店主らしい老人に「売り物じゃない」と言われ、残念に思いながらその背を見送る。
その帰り道、一人で海が見下ろせる海岸沿い。時折ポラロイドを構えたりしながら歩くアオイの耳に、小さなトランペットの音色が届いた。導かれるように向かった道の先、絶壁の上でアオイは、長くて白い指先を繊細に操り音色を奏でる不思議な青年・ジオ(エルジョー)と出会う。

ジオが営んでいるという食堂や秘密の海岸で楽しい時を過ごし急速に距離を縮めていく二人。「トランペットを吹くとイルカが怖がらずに近寄ってくれるんです」というジオの言葉でイルカに会ってみたくなったアオイは、夕暮れの中、ジオの演奏に耳を澄ます。海面を眺めていると本当に何かが近寄ってくる…。しかしアオイが立ち上がった瞬間、偶然携帯が鳴りその何かは海の向こうに消えてしまった。申し訳ない気持ちで電話を取るアオイの耳に響いたのは、東京で付き合い、別れたはずのコウイチ(久保田悠来)の少し懐かしい声だった。

祭りの一日目、一緒に買物に出たコウイチとマリを先に返したアオイはジオの家に向かう。人気のない家の扉をそっと開けるとアオイの大好物だった牡蠣料理が食卓に並んでいた。「一度ちゃんと料理を作ってあけ?たいと思っていたんです…あなたに」そう言いながら、魔法のように現れたジオ。食事の後、裏庭に誘われたアオイは、そこでジオの作った真珠の星座たちを見て感動する。
海が見える小さな庭で、ワルツに合わせて踊り始める二人。太陽が照らすジオの姿が煌めいたかと思うと視界がぼやけ、アオイは意識を失った。

祭りの二日目。体調の戻ったアオイは花火の下、サナエ(立花美優)とすれ違う。人混みにつかれたアオイはその場を離れたが、サナエは縄に火をつけ遊ぶ男の子たちを見つめていた。2年前のちょうど同じ頃、同じように火のついた縄を楽しそうに回して遊ぶジオを、目を細めてサナエが見ていた事なぞアオイには知る由もない。
そうして迎えた祭り三日目の朝。長い夢から覚めたような気分でアオイは浴衣を着て夏祭りの最終日に参加する事にした。浴衣を着て眩しく笑うアオイの美しさに魅了されたコウイチは、彼女を抱きしめたくなる。「アオイ…おいで」呟かれ、その気持に応えたいと思った瞬間、アオイの心臓が再び悲鳴を上げて…

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