チョ・ミンギ、セクハラ疑惑で警察の調査直前に自殺。「不名誉な死」に対する議論も。

セクハラ疑惑の渦中にあった俳優のチョ・ミンギが、警察の調査直前の9日午後、死亡した状態で発見され、遺書も発見されたことから自殺と断定された。

チョ・ミンギは先月、教授を務めていた清州大学の元学生から突然セクハラの告発を受けたが、これを否定するコメントを出していた。しかしこれにも関わらず、セクハラの告発は止まず、男子学生からも「チェ・ミンギの個人オフィスに女子学生を一人で行かせない」という’’対策マニュアル’’があった、という暴露まで相次ぎ、チェ・ミンギは教授職を辞任、すでに撮影が始まっていたドラマ『小さな神の子どもたち』を降板した。

当初は否定の姿勢を崩さなかったチョ・ミンギも地方警察による学生への聞き取りの結果、告発に信ぴょう性があるとの発表を受け、「事態の深刻性を認識した。警察の調査に誠実に臨む」とコメントを変えていた。

遺書はA4用紙6枚に及ぶ長文で「家族や学生たちに申し訳ない」との言葉が残されていたという。

チョ・ミンギの死に関して、チョン・イルや、ユ・アインらが哀悼の意をSNSを通じて表したが、セクハラの疑惑をかけられたまま「不名誉な死」を選んだチョ・ミンギを擁護するのか、と批判的な書き込みが相次ぎ、2人は投稿を削除する事態になった。しかし、チョ・ミンギというベテラン俳優の死にあって、先輩の死を悼むことがいけないことなのか、という反対意見もあり、世論はまだ混然としている状況のようだ。

チョ・ミンギは1993年MBC公開採用タレントとしてTVデビュー。近年はSBS『麗～花萌ゆる8人の皇子たち』、MBC『華政』、KBS『オレンジマーマレード』などの時代劇に多く出演していた。

チョ・ミンギの葬儀は12日に行われるが、遺族の希望によって非公開で行われる予定である。

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