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2018年05月04日 00:00

tvNの名作ドラマ『シグナル』、フジテレビ系でリメイク版が放送中。主題歌はBTS(防弾少年団)「Don't Leave Me」!

2016年に韓国tvNで放送され、大反響を呼んだドラマ『シグナル』のリメイク版が、この4月からカンテレ制作、フジテレビ系で放送されている。

ゴミ袋に捨てられていた壊れているはずの古いトランシーバーが鳴りだし、つながったのは過去。現代に生きるプロファイラー(犯罪心理分析官)と、過去に生きる刑事が時空を超えて交流し、未解決事件に挑んでいくサスペンスドラマだ。

『サイン』(2011SBS)や、『ファントム』(12年SBS)などでリアルで繊細なサスペンスに定評のあるキム・ウニ作家と、放送当時、ケーブル波最高視聴率をマークした『ミセン~未生』(2014tvN)のキム・ウォンソク監督が手を組んだ本格的なサスペンスドラマだが、「時空を超えて通信する」というファンタジー的な要素を加味して、『イニョン王妃の男』や『ナイン』で見せたtvNのドラマらしい、エンターテインメント感を醸し出している。

また韓国で大ヒットした要因の一つは、ドラマに登場する事件が、実際に起きた事件をモデルにしており、しかもそれらのいくつかは実際に「長期未解決事件」であるということ。視聴者の「こんなふうに解決してくれればいいのに」という心情にも訴えるところもあったのだろう。

現代のプロファイラー、パク・ヘヨン役をイ・ジェフン、過去の刑事イ・ジェハンをチョ・ジヌンが演じ、二つの時代を繋ぐ存在となる女性刑事チャ・スヒョンをキム・ヘスが演じている。それぞれリアルな刑事ぶりだが、特にキム・ヘスは20代の新人刑事時代も演じており、撮影当時46歳。その美魔女ぶりにも驚かされる。

また、高校生時代に事件に巻きこまれ命を落とす、ヘヨンの兄ソヌ役をSF9の末っ子チャニが演じている。当時はまだSF9のデビュー前だったが、このドラマの演技で注目を集めた。

一方、現在放送中のリメイク版『シグナル 長期未解決事件捜査班』は、テレビドラマ初主演の坂口健太郎がプロファイラー三枝健人役、過去の刑事、大山剛志を北村一輝、女性刑事、桜井美咲を吉瀬美智子が演じている。

ストーリーはほぼ韓国版と変わらないが、80~90年代のファッションや世相などのディテールは当時の日本を思い起こす設定になっており、大山が常連客として通うラーメン店の店員で、大山に憧れを抱いている北野みどりはいわゆる「ガングロ」少女だったりする。

日本版の主題歌になっているのが防弾少年団(BTS)の「Don't Leave Me」。韓国版の挿入曲はどれも70~80年代のフォークソングのリメイクで、哀愁が漂う暗い印象だったが、日本版のオープニングで流れる「Don't Leave Me」は、サスペンスにふさわしい緊張感と高揚感を呼ぶ。

フジテレビ系ではイ・ソンミンがアルツハイマー病に侵される弁護士を演じたドラマ『追憶』も中井貴一主演でリメイクしており、こちらはCSチャンネルのフジテレビNEXTで放送されている。

韓国ドラマといえば、ラブロマンスや復讐劇が定番と言われているが、リメイク版の放送で、これらドラマのような骨太の作品が日本でもっと知られるきっかけになることが期待される。

◆『シグナル 長期未解決事件捜査班』
放送日:毎週火曜夜9:00~9:54(全国ネット)
出演:坂口健太郎 北村一輝 吉瀬美智子 木村祐一 池田鉄洋 甲本雅裕 渡部篤郎 ほか
脚本:尾崎将也
主題歌:BTS(防弾少年団)「Don’t Leave Me」(Def Jam Recordings)

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