ニュース
2018年06月13日 02:02

【撮り下ろし&独占インタビュー】Apeaceドゥファン、卒業直前インタビュー!(2)「全部やりきった僕の表情をみなさんに見せて、今までドゥファンを好きだった人が、ドゥファンのファンで良かったなと思えるような姿を見せたい」

KpopStarz日本語版が行うApeaceドゥファンの最後のインタビュー、後編。

◆兵役のタイミングはどのように考えていますか?

ドゥファン:Apeaceを卒業してから、他の仕事を探そうと思っていて、なかなかうまくいかなかったら、一旦兵役に行こうという考えもあります。

◆ドゥファンくんの考える芸能界以外の世界ってどんなイメージですか?

ドゥファン:芸能界とは全然色が違う世界。

◆今までApeaceのドゥファンくんと出会った人たちと離れてしまうこと、淋しくないですか?

ドゥファン:そりゃあ淋しいですよ。淋しくないって言ったらウソになります。でも…考えてみたとき、いつまでここにいれるわけではない…と。自分がそのタイミングを決められるから。

◆自分の意志と関係なく線を引かれてしまうのではなく、自分がタイミングを決めたいということですか?

ドゥファン:そうですね。自分の全てを出し切って、裸になって、帰りたいなって気持ちがあります。

◆もう、一緒に仕事をする機会はないんですか?

ドゥファン:うん。芸能界の仕事はないです。

◆この重い決断は、最初にメンバーの誰に相談しましたか?

ドゥファン:してないです。誰かを呼んで、こういう考えをしてるんだ、と話すとかは最初から全然なくて、メンバーみんなが集まっている時に、こういうことを考えているんだって言いました。言ってから、もう結構時間が経っているんですけど、最初から僕のことは尊重してもらえました。おまえの気持ちは理解できるし、そういうことを考えているおまえを無理やりここに引きとめておいても、お互いのためにはならないし、ただしおまえの考えてるいいタイミングと、俺たちが考えてるいいタイミングが、きっと来るはずだから、そのときちゃんと話し合いをして、この先のことを考えようってことになりました。

◆7年間で、ここまで頑張った日本語を生かしていくことは考えていませんか?

ドゥファン:僕は何かを習うことが、得意ってことじゃないですけど、好きなんですよ。言葉だったり仕事に対しても、新しい何かを勉強したいって欲を昔から持っていまして、日本語はひとつの財産として置いておいて、また新しいことにチャレンジしたい。

◆言語で?

ドゥファン:今一番やりたいのは英語。

◆おぉ!確かに、1つの言語を習得すると、自分の周りの世界がひとまわり広がりますよね。

ドゥファン:そう!だから、今僕が日本語をしゃべれるようなくらいに英語をしゃべれるようになるのは厳しいとは思いますけど、英語で軽いコミュニケーションがとれるような状態にまではしたいなって思います。今はまだひと言もしゃべれないからね(笑)。

◆では、Apeaceの7年間の中で、ドゥファンくんが好きなライブBEST3は?

ドゥファン:3位、つい最近の名古屋の7周年ライブ。周年ライブは僕はこの先はもう二度と経験することができないので、僕にとって意味があるライブでした。2位は豊洲PIT。Angelpeaceが見てるところで、自慢のApeaceになれた。そしてBEST1は特に決めれなくて、毎回の定期ライブ。毎回全力でやってるし、足りないところもあってファンからの可愛らしい文句も聞いたりしたけど、毎回のライブを必死に準備してるApeaceなので、BEST1は空けておきます。

◆ライブではApeaceの告知係でしたね。今後誰にバトンタッチしますか?

ドゥファン:J.Dですかね!告知っていうのは、いつもライブを観てくれるファンの方は、既にホームページを確認してくれているから言わなくてもいいことなんですけど、メンバーから言うことによって、あらためてライブに来ていただきたい!という気持ち、またファンの方は行ってあげたい!という気持ちが生まれてくると思うんです。そういうのって、ちゃんとした言葉にして、気持ちを伝えないといけないと思いまして、J.Dくんなら出来ると思います!

◆Apeaceの曲の中で、ドゥファンくんが特に好きな歌詞は?

ドゥファン:あぁ~考えたこともないなぁ!(笑)。Apeaceの曲、でしょ!ちょっと考えさせて…(小声で)すぐに泣いちゃう曲とかあるしなぁ…。

◆今日のライブ(5月31日、北沢タウンホール)で歌ったApeaceの曲は、特別な思いのある曲ですか?

ドゥファン:それもあるけど、うまく聴かせたいなって気持ちがありました。Apeaceの曲って難しいんですよ。僕がメイン、セヒョンがメインになって歌う曲って数少ないですから。

◆セヒョンくんとふたりの声の相性が良かったですよ。

ドゥファン:VOCALANDで一緒にやってるからね。

◆ふたりだけのステージの立ち姿は気まずい感じかも、だけど(笑)。

ドゥファン:ハハハッ!!Apeaceの曲の中で、メンバーが作詞作曲した曲は、ファンに対する気持ちだったり、メンバー同士の気持ちがこもってる歌詞が多いので、結構詞だけを読んでもうるうるしてくるんですよ。ホントに正直な気持ちを詞にしたんだねってこともわかるから。

◆さっき昼の部のステージで、ドゥファンくんは、自分はしゃべることは得意だけど、セヒョンくんみたいに詞を書くことはできない、と言ってましたね。

ドゥファン:はい。僕も日本語で詞を書いてみたいなと思って、チャレンジしてみたんですけど、、、詞はわかんない!(笑)僕、いい曲いっぱい聴いてて、いい詞もいっぱい知ってるのに、書くのはまた違う。

◆ドゥファンくんのバースデーライブが印象的でした。出演者はほぼ自分だけで、その日のライブのためだけに曲を準備して、ゼロからバンド形式のライブを作ってるところなど。

ドゥファン:だから他のメンバーに比べたら、100%完成されたところまで出来上がってない感じだったかもしれないです。もう出来てる曲を見せた方がいいんじゃないの?ってスタッフに言われたこともあるんですけど、でも僕の気持ちを尊重してくれて、やらせてくれました。年に1度だけの誕生日ライブだったから、自分が100できるとしても、120の欲をかいちゃう。だから無理矢理でも、こうしたい!ってことをやりたい。それをみんなに支えてもらいました。

◆たとえドゥファンくんが90%の出来と自分で厳しく評価して、100%に到達していなくても、ゼロからこの日のためだけに作り上げたオリジナルライブは、ファンは大満足してると思いますよ。

ドゥファン:そういう、ちょっとなってないところが、カワイイでしょ?(笑)

◆自分でいうし!!!(笑)

ドゥファン:アハハッ!僕は狙ったわけじゃないですよ。でもちょっとなってないドゥファンがカワイイでしょ?(笑)

◆はいはい(笑)。ドゥファンくん、歌好きでしょ?歌に対する未練はないですか?

ドゥファン:未練がないかっていうと、、、今のところまだ実感してなくて。最後のライブが終わって、たぶん1ヶ月くらい経たないとわからないでしょうね。

◆後になって、あの頃Apeaceだった、と思い出した時に初めてわかる感情があるのかもしれませんね。

ドゥファン:うん。そうでしょうね。きっとこのステージが懐かしくなるだろうし、また立ちたくなると思うんでしょうけど、でも、キレイだった、美しかった思い出だからこそ!それ以上の欲は、、、。

◆では最後に、ファンへ伝えておきたいことは?

ドゥファン:ファンのみなさんには、ひとりの人間として身に余るたくさんの愛をいただいてきました。今はそういうみなさんの気持ちに対して、最後までやりきる、全部やりきった僕の表情をみなさんに見せて、最後のドゥファンの姿が、今までドゥファンを好きだった人が、ドゥファンのファンで良かったなと思えるような姿を見せたいです。僕はApeaceで良かったんですけど、Apeaceのメンバーも、ドゥファンで良かったなって思えるような最後にしたいので、全力で頑張ります!

(photo&text: Kiyori Matsumoto)

© 2024 KpopStarz. All rights reserved. Do not reproduce without permission.