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2018年06月25日 16:56

「韓流第3次ブーム」到来・・・SNSに国境は存在しない?BTS、EXO、SEVENTEEN、Wanna Oneなど、10代を中心にKPOPファン急増中!

ドラマ『冬のソナタ』が2003年に日本で放送され始まったドラマを中心とした「韓流ブーム」。主演の俳優ペ・ヨンジュンは「ヨン様」と呼ばれ、彼の微笑みに日本中の女性たちが魅了された。2010年頃に沸き起こった東方神起、少女時代を中心とするKPOPブームに続き、現在では中高生から10代、20代の女性といった若者世代を中心とした「韓流第3次ブーム」がさらに熱い盛り上がりを見せている。SNS文化の浸透と「韓流第3次ブーム」の相関関係について考察してみたい。

「韓流第3次ブーム」の重要な役割を果たしたのはYOU TUBE、ツイッター、インスタグラムなどのSNS文化の浸透であろう。スマホでSNSを縦横無尽に使いこなす若者たちは韓国での情報発信をほぼリアルタイムで入手し、好きなアーティストを応援することが可能となった。SNSにおいて、国境というものはあたかも存在しないかのようだ。韓国語学習者の増加や翻訳アプリの発達もあり、言葉の壁も徐々になくなりつつある。

韓国の人気グループBTS(防弾少年団)、EXO、SEVENTEENを始め、人気と実力を兼ね備えたボーイズグループらもSNSを活用したプロモーション活動を積極的に行っている。公式ツイッターやインスタグラムに新曲のイメージ写真やティーザー映像を掲載するなどのプロモーション活動のみならず、メンバー個人のSNSに日常の姿が収められたセルフショットや動画を投稿して近況を伝えるなど、ファンとのコミュニケーションを大切にしている。忙しい合間を縫って投稿されるメッセージにはファンへの温かい心遣いが溢れており、遠い存在のアイドルではなく、より身近な存在として感じられる。

さらに、SNSによるリアルタイムの情報入手が可能となり、近年では、日本デビュー前はもちろんのこと、韓国デビュー前の好きなアーティストを発掘し応援する日本のファンが急増。Mnetのデビューサバイバル番組『PRODUCE101 シーズン2』から誕生したWanna Oneや、KBS2のアイドル再起番組『The Unit』から誕生したUNBなど、韓国デビュー前から韓国のみならず日本でも人気を博し、話題となった。

また、韓国ドラマを視聴する10代、20代も急増中。動画配信サービスの「U-NEXT」やインターネットテレビ局の「AbemaTV」などを利用し、通勤通学時にスマホなどの端末で気軽に視聴できるようになったことも理由の一つだ。ドラマ『雲が描いた月明かり』で主演したパク・ボゴムを始め、次世代の若手俳優らが日本の若者世代のハートをつかんでいるという。

東京の新大久保は以前の客足が戻ったというより、平日の昼間から大勢の人で溢れかえり活気を帯びている。韓国アーティストのライブやコスメ、韓国グルメを楽しむなど、多種多様な目的で新大久保を訪れる人が増加。一過性のブームとは異なり、韓国のカルチャー全般が根付いてきていることが肌で感じられる。

KPOPやドラマ、韓国のファッションやコスメなどを身近なものとして楽しむことができるようになった現在。若者の共感を掴み、「イイネ!」を拡散するSNSの情報発信力は今後も「韓流第3次ブーム」を牽引していくことであろう。

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