ニュース
2018年09月06日 23:31

防弾少年団も兵役免除に?韓国「兵役特例」に改善の動き・・・アジア大会金メダルで論争勃発

韓国で国威を宣揚した芸術家やアスリートの兵役を免除する「兵役特例」について疑問と不満の声が高まる中、兵務庁側が特例制度の改善に前向きな姿勢を見せたと伝えられ、話題となっている。

インドネシアのジャカルタで開催されたアジア大会で、韓国のサッカー代表チーム、野球代表チームは金メダルを獲得。韓国ではオリンピックで銅メダル以上、アジア大会で金メダル、特定の芸術コンクールの1位と2位の入賞者、重要無形文化財の伝授教育履修者が事実上、兵役免除の対象となる。アジア大会の結果、野球代表の9人、サッカー代表の20人を含む42人が兵役免除されることになったが、一部の選手が兵役を免れるために入隊時期を遅らせアジア大会に出場したのではないかと「兵役特例」を巡りネットで論争が勃発。

また、防弾少年団がビルボードのアルバムチャートで2作連続で1位を獲得したことを受け、兵役免除の対象にならないのは不公平だという声も上がった。これに先立ち、野党「正しい未来党」の河泰慶(ハ・テギョン)議員は7月の国防委員会の全体会議で「クラシック音楽のコンクールで優勝すれば特例の対象となるが、大衆音楽はビルボード1位でも対象にならないのは問題」とし、防弾少年団を例に挙げて兵役特例制度の改善を要求、自身のフェイスブックで質疑内容を公開し、物議を醸していた。

韓国政府側は世論に押され制度の見直しの検討に言及。兵務庁長は3日、韓国メディアの取材に対し「兵役の特例制度を見直す時期が来たと感じている」と明らかにした。兵務庁側は制度改善に向け作業部会を設置し改善案を策定することを検討中だとも伝えられ、注目を集めている。

© 2024 KpopStarz. All rights reserved. Do not reproduce without permission.