ニュース
2018年12月22日 22:46

【撮り下ろし&独占インタビュー】CODE-V個別インタビュー ルイ・前編「武道館は、昔は夢の場所でした。今はその重さを知って、届かない場所に感じます」

KpopStarzはCODE-Vのデビューからインタビューをしてきた。解散というグループにとって大きな決断をしたメンバーに、それぞれの思いを聞くために、CODE-Vとしての最後の個別インタビューを10月30日行った。

◆解散を発表してから、結構長い時間が経っていますが、今日までの気持ちを教えてください。

ルイ:やっぱり解散ということは、メンバー同士では結構前から話し合ってきたんですけど、ファンに言うのが…すごく言いづらくて。今まで7年間も、ずっと応援してくれたファンが多くて。

◆CODE-Vは解散などせず、ずっと日本で活動してくれるグループだと、みんな思ってました。

ルイ:そうですよね。そういう曲も多く歌ってきましたから(笑)。君を守るよ、って。でも解散を発表してから時間が残っていたから、その時間でみなさんに返したいって気持ちが強くなって、残った時間を全力で、ファンのためにいろんなことをやろうと思っています!僕は正直に言うと、今はまだ、本当に終わるのかなぁ?って、実感はないんですよ。

◆発表してから後悔することはありましたか?

ルイ:結構前から、みんなで真剣に話し合ったから、後悔はないんですけど、めちゃくちゃ申し訳ない気持ちはあります。

◆ルイさんから見たメンバーそれぞれのリスペクトしているところは?

ルイ:サンウは真面目で努力家で、自分の中で出来ることを全力でやる人。ナロは感情の動きが激しいんですよ。その分、音楽的にも才能がたくさんあるんじゃないかな。エモーショナルで他の人が感じられない細かい感情を感じることができるんじゃないかと思います。ソルは一番芸能人に向いてる人。ハートが強い。他のメンバーは歌に関しての情熱は負けないんですけど、ソルはファンの前に出た時のファンサービス・・・例えば他のメンバーは、これはファンの前ではできないってことがあるんですよ(笑)、でもソルはファンの前だと逆になんでもできて、テンションが高くなる。だから一番アイドルで、人に見られる仕事が向いてる人だと思うし、結構おもしろいんですよ(笑)。人の前ではテンションをコントロールできない自分を持ってて、テンションが高くなったら、どこに行っちゃうかわからない性格なんで、それがおもしろくて尊敬しています。テフンは本当にまだ若いし、まだ完成していない宝石みたいな感じ。歌もダンスも、なにをやっても目立ってるくらい成長しているし、日本語はメンバーの中で一番上手いし!本当にこれからのテフンが楽しみってくらい、今はまだ出来あがってない宝石。

◆ルイさんは自分自身の性格を自己分析すると、どういう人ですか?

ルイ:僕が考える自分は、いろいろ足りないところがあると思うんですけど、でもこれはできる!って思ったら、一番に出来ちゃう。例えば、自分の出せる音の「ド」までしか出せなかったら、みんな「ド」が最後だと思うじゃないですか。でも僕は「レ」「ミ」まで行く勇気がある!

◆おー!

ルイ:挑戦したい気持ちが強いんです。

◆メンバーの中で一番やさしいイメージがありますが。

ルイ:そうですね!(笑)僕は人とぶつかるのがあんまり好きじゃなくて。だから自分は疲れちゃうんですけど(笑)。みんなに合わせていくタイプです。

◆ルイさんの作りたい曲は?

ルイ:僕もまだ、僕の作る曲はこんな曲ですって言えないくらい、やりたいジャンルが多いんですよ。

◆試してみたいことがいっぱいあるんですね?

ルイ:はい。やさしい曲、盛り上がる、激しいバンドの曲、ファンクな曲も好きだし、僕はこのジャンルの曲!っていうのがなくて、いろんな曲が好きなんです。次に作る曲は、その時一番聴いてる、心が動いてるジャンルにいっちゃうと思います。

◆今、どこに心が動いているんですか?

ルイ:今は12月のアルバム制作をしていて、それは、どうしてもファンに伝えたいメッセージが込められた曲になっています。でも、ワールド感がある!(笑)。

◆CODE-Vの好きな曲ベスト3は?

ルイ:これは難しいですねぇ。「君といた夏」。思い出とか関係なく、とにかく好きな曲。「おかえり」。そして、「今伝えたいこと」かな。

◆どれも歌詞がいい曲ですね。

ルイ:はい。そして、CODE-V以外の有名なアーティストがこの曲を歌ったら、めちゃくちゃ売れたんじゃないかなって曲!(笑)例えば、「おかえり」をサザンオールスターズさんが歌ったら、めちゃくちゃ売れたんじゃないかなぁ。CODE-Vが歌って、もったいないなぁっていうベスト3です!(笑)

◆それくらい、どれも素晴らしい曲だ、ということで(笑)。

ルイ:そうなんです。

◆ルイさんの歌い方はデビュー当時と比べて変わってきましたか?

ルイ:結構変わってます。今もそうなんですけど、僕はまだ、僕の歌い方ってのが完成していないんですよ。自分の中ではね。なんとなくファンが想像するルイの歌い方っていうのはあると思うんですけど、でもなるべく曲に合わせて、その曲に一番合う歌い方をしようとしています。昔よりは、音が響くように、いろんなところを使ってるんじゃないかな。声はあんまり変わってないとおもうけど、昔はよくわかんなくて、歌いながら、周りに教えてもらったり、自分が感じたりしながら、歌い方が変わってきたと思います。

◆武道館という場所は、ルイさんにとってどういう場所ですか?

ルイ:あぁ~昔と今は違うんですけど、こういう風に言うと良くないのかもしれないけど、今は、届かない場所!(笑)

◆思いのほか、武道館が遠く感じるようになってしまった、と?

ルイ:はい、そうですね。遠くなりました。昔は夢の場所でした。昔は、「アリーナやりたいです!東京ドームいっちゃおう!」とか軽く言えたんですけど、今はその重さを知ったというか、だから今は武道館は届かない場所に感じます。夢だった場所。

◆CODE-Vの武道館ライブのDVDは何度も観ましたか?

ルイ:はい、何度も観ますね。

◆好きなシーンは?

ルイ:僕は、手紙のシーンも好きだし、アコースティックのところも好きだったし、花道の前で歌ったシーンを結構思い出しますね。青いペンライトがいっぱいで、すごい気持ち良かったんで。(⇒もっと読む)

(text&photo:Kiyori Matsumoto)

© 2024 KpopStarz. All rights reserved. Do not reproduce without permission.