ニュース
2018年12月22日 22:45

【撮り下ろし&独占インタビュー】CODE-V個別インタビュー ルイ・後編「新しい冒険をしてみたいなって思ったんです。失敗するかもしれないけど、今の道では見れない景色が見れると思うんです」

KpopStarzが行うCODE-Vルイのラストインタビュー・後編。

◆CODE-Vのメンバーで良かったなぁと思えることは?

ルイ:今のメンバーじゃなかったら、ここまで来れなかったと思うし、これは本当に自信を持って言えるのは、他のいろんなグループがあるんですけど、CODE-Vよりいいグループはないと思います!もちろんケンカをしたり、良くない時期もあったんですけど、メンバーみんなが集まったらめちゃくちゃうるさいんですよ。話したいことが多すぎて!(笑)他のグループは結構グループの中で分かれたりするんですよ。3人とか4人とか、グループの中で気の合う人があったりして、分かれるんですよ。でもCODE-Vはそんなのが全然なくて、普通にいつもみんな、仲がいいんです。

◆そんなに仲がいいのに、解散なんですね。。。

ルイ:はい、大丈夫です!アハハッ!

◆CODE-Vといえばアカペラ!CODE-V以上にアカペラの上手いグループはいないんじゃないかな。

ルイ:ありがとうございます。長く活動したからこそ、出来ることなんじゃないかと思います。

◆CODE-Vのアカペラが聴けなくなるのが淋しいですよ。

ルイ:淋しいですね。でも今、解散って道を決めたのは、CODE-Vをやりながら、それぞれのやりたいことも出来るとは思うんですけど、安全に固められた道の上を行くと、いつも見てる景色しか見えない。新しい冒険をしてみたいなって思ったんです。そうしながら失敗する可能性も多いかもしれないんですけど、今の道では見れない景色が見れると思うんです。そして、いろんな経験をして、また集まって歌うかもしれないし、それはもう、いつでも出来ることだから。ファンには申し訳ないんですけど、CODE-Vから自分がちょっと離れてやってみたい。いろんなことをやってみて、また自分が、経験したものを持って、また集まることも可能だと思うので、今は冒険をしてみよう!って感じです。

◆ルイさんはどんな冒険をしてみたいんですか?

ルイ:CODE-Vってイメージがあるでしょ。僕はCODE-Vでやってなかった音楽をやってみたいのもあるし、舞台とかもやってみたいんですよね。

◆6月~7月にミュージカル「VOICE」に出演して、なにか考えが変わりましたか?

ルイ:はい。最初はほんとはやりたくなかったんです。僕には舞台は向いてないし、って思って。でもミュージカルだから、演技しながら歌ったらどんな感じなんだろう?って気になってたので、歌が多い作品だしやってみようと思ったんです。演技が下手でも、歌えばなんとかなるんじゃないかと思って、やってみたら、芝居とつながる歌が、心に響いたんです。普通に歌うより、観る人も曲にはまりやすいっていうか。歌手って3分~4分の曲の中で、その曲の感情を見せなくちゃいけないから、すごく集中してやるんです。でも、ミュージカルって、演技を見て歌につながって聴くから、その状況にはまっていて、そのまま曲の中に入れるから、曲の世界に乗りやすい。そういうところがいいなって思ったんです。それで、ミュージカルの道にも、ちょっと興味がわきました。今後もやってみたいなって思っています。いろいろやってみたいです。

◆これからどんな音楽をやってみたいのですか?

ルイ:バンド系。J-POPみたいなバンドもやってみたいし、POP系のバンドもやってみたいし。僕は歌うことが好きなので、歌をベースにして生バンドでやってみたんです。僕もまだ、なにをやればいいのかわからなくて、いろいろやりながら考えたいです。

◆ロールモデルとして尊敬してるアーティストっていますか?

ルイ:売れてるアーティストって、その人の色があるじゃないですか。でも、どこに行っても、その場に染まるカメレオンみたいな人もいますよね。僕はそんな人が好きです。僕が尊敬しているのは、レディー・ガガ。レディー・ガガが出演しているの映画を観て、すごい感動したんですよ。レディー・ガガを初めて見た時は、ファッションが派手で、なにやってる人なんだろう?、派手なスターだなって思っていたんですけど、見れば見るほど、どこにでもハマれる。どこにでも染みこむ魅力があって、レディー・ガガみたいに、普通に見ただけではわからなくても、ちゃんと見たら自分の世界観があって、いろんなことができるアーティストがいいなって思います。

◆今後も日本で活動していきたいですか?

ルイ:はい、そういう気持ちです。今はまだ、これからどんな道をいけばいいのか、決めていないんですけど、でも、日本でやりたいなって思ってます。7年間頑張って覚えた日本語だし、韓国に帰っちゃうと忘れちゃうと思うし。僕は韓国で活動するよりも、今、日本語を理解するようになってからは、日本語で歌う魅力もあると思うし。もちろん歌詞を日本語で書くのは大変なんですけど、でも、日本で歌いたいな。

◆日本にはファンがいますからね。

ルイ:はい。韓国にはいないので(笑)。

◆ちょいちょい自虐な感じがおもしろいですね(笑)。

ルイ:だから韓国でやるよりは、アメリカでやるほうはいいんじゃないかな。同じだから。ファンはどっちもいないから!アハハッ!!!

◆・・・(笑)。どうせゼロからやるなら、アメリカでやってみるのもありですね!(笑)

ルイ:そうです!

◆アルバム「-ing」について教えてください。

ルイ:ラストアルバムだから、どんなタイトルがいいか、みんなで考えたんですけど、ラストアルバムだけど、ラストじゃないし。

◆ラストじゃないし、というのはどういう意味ですか?

ルイ:CODE-Vとしてはラストですよね。CODE-Vは解散するから。でも、大きい意味では、ENDじゃない。そしたらなんなんだろう。CODE-Vは終わる、でもCODE-Vの音楽の魂は終わらない。だからing。

◆最後にファンへメッセージを。

ルイ:ひと言では言えないんですけど、本当にありがたい気持ち、感謝の気持ちでいっぱいなんで、アルバム「-ing」の曲に込めてるし、今まで歌わせてくれて、本当にありがとうございます。ファンがいなかったら、僕たちはいなくなっていたと思うし、もっと早くに解散してたと思います。韓国から日本に来たとき、ファンからの声があったから来ることになって、ファンがいたからこそ、歌いながらここまで来たので、本当に感謝します。ありがとうございました。

(text&photo:Kiyori Matsumoto)

【撮り下ろし&独占インタビュー】CODE-V個別インタビュー ルイ・前編
【撮り下ろし&独占インタビュー】CODE-V個別インタビュー ルイ・後編

© 2024 KpopStarz. All rights reserved. Do not reproduce without permission.