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2013年07月26日 19:47

韓国ロック界の大人気バンド「チャン・ギハと顔たち」が手がけた『悪いやつら』主題歌が話題(動画)

8月31日から公開となる『悪いやつら』。同作は2012年の韓国映画賞レースをイ・ビョンホンの『王になった男』とベネツィア国際映画祭グランプリの『嘆きのピエタ』と共に席巻、470万人を動員するなど興行的にも大成功し、韓国ではタイトルを知らない人はいないほど大ヒットした 話題作だ。

エンディング曲を担当したのは「チャン・ギハと顔たち」。70~80年代の韓国ロック、フォークのエッセンスを受け継いだ独特の哀愁がある音楽性と、ユニークな歌詞、ライヴ・パフォーマンスで爆発的な人気を呼び、インディーズながら2008年にリリースしたデビュー・アルバムが異例の大ヒットを記録した実力派バンドだ。日本でも、ZAZEN BOYS、トクマルシューゴ、ヒカシュー、怒髪天、キセル等と共演、「BOROFESTA2011」「サマーソニック2012」といった人気の音楽フェスタに出演するなど、K-POP音楽が人気の日本音楽界でも、知る人ぞ知るバンドとして知られている。

そんな彼らが、「以前からチェ・ミンシク、ハ・ジョンウ、ユン・ジョンビン監督のファンで、本編を観た瞬間惚れてしまった」という理由で映画の主題歌をはじめて担当。歌ったのは、70年代韓国を代表するロックバンド「ハム・ジュンアとヤンキーズ」の最大のヒット曲「風の噂に聞いた」。「自分たちのバンドの色にあまりもマッチする曲で、聴いた瞬間に歌いたいと思った」と自身でも語っただけのことはあり、「チャン・ギハと顔たち」らしい、懐かしい香りがしつつも現代の曲として仕上げられた、一度聞いたら思わず口ずさんでしまうメロディを奏で、映画を音楽面でも大いに盛り上 げている。

この曲はシングルカットされず、彼らのアルバムにも収録されていない。オリジナルサウンドトラックのみに収録という形にも関わらず、映画の大ヒットにより大きな話題を集め、アンダーグラウンドで知る人ぞ知る実力派バンドから、地上派のテレビ番組にも多数出演する「チャン・ギハと顔たち」を知らない人はいないというほどの全国区の存在に上り詰めた。

なお、映画に惚れ込んだ彼らは、ミュージックビデオでも映画とタイアップ。チェ・ミンシク、ハ・ジョンウら演じる“悪いやつら”が闊歩する80年代のプサンを描いた映像に、演奏シーンとチャン・ギハの軽快な歌を重ねたミュージックビデオは、まるで“悪いやつら”が生きやすかった一時代を代弁するかのような仕上がりになっており、映画の世界観と見事なコラボレーションを果たしている。

この映像は同作の公式youtubeでも公開され、80万回を超えるクリック数を記録している。映画の世界観を映像と音楽でいち早く楽しむことができるこの動画、ぜひチェックして日本公開までの楽しみにしていただきたい。

■ 『悪いやつら』

8月31日(土)シネマート新宿、9月14日(土)シネマート心斎橋他、全国順次公開
名優チェ・ミンシクVS若手演技派No.1ハ・ジョンウ 夢の初共演

韓国題直訳:犯罪との戦争:悪いやつらの全盛時代
英題:Nameless Gangster:Rules of the Time
監督・脚本:ユン・ジョンビン(『許されざるもの』『ビースティ・ボーイズ』)

【物語】
1982年プサン。賄賂でクビになった元悪徳税関職員のチェ・イクヒョン(チェ・ミンシク)は、裏社会の若きボスであるチェ・ヒョンベ(ハ・ジョ ンウ)が遠い親戚であることに気づき、ヒョンべのコネを使い、その狡猾な交際術を駆使して裏社会でのし上がろうとする。頭脳のイクヒョンと拳のヒョンベ。二人は結束して一気にプサンを掌握。だが1990年にノ・テウ大統領が組織犯罪を一掃する“犯罪との戦争”を宣言すると二人の間にはしだいに亀裂が生じていく・・・。

出演:チェ・ミンシク、ハ・ジョンウ、チョ・ジヌン、マ・ドンソク、クァク・ドウォン、キム・ソンギュン、キム•ãƒ˜ã‚¦ãƒ³ã»ã‹
2012年 / 韓国 / 133分 / 16:9/5.1 Dolby Digital / カラー
提供:KRコンテンツグループ
配給:ファインフィルムズ

■ チャン・ギハと顔たち「風の噂に聞いた」MV(『悪いやつら』主題歌)

(写真:© 2012 SHOWBOX/MEDIAPLEX AND PALETTE PICTURES ALL RIGHTS RESERVED.)

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