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2013年08月29日 11:59

【ライブレポ】FTISLANDイ・ホンギ主演『フェニックス』プレミアムイベント開催 “不死鳥バンド”が1日限りで復活!

韓国の人気バンド・FTISLANDのヴォーカル、イ・ホンギが初主演した映画『フェニックス~約束の歌~』のプレミアムイベント「甦る、1日限りの不死鳥バンド」が、8月26日にパシフィコ横浜で開催された。この日は昼と夜の2回の公演が行われ、この日限りの「不死鳥バンド」の復活を楽しみに、多くのファンが集まった。

『フェニックス~約束の歌~』は、今年5月30日の韓国公開に続き、日本では6月7日から各劇場で上映された。今回のイベントは、この映画の日本公開を記念するプレミアムイベント。主演のイ・ホンギの他、マ・ドンソク、イム・ウォニ、ペク・ジニ、チョン・ミンソが参加し、映画撮影のエピソードや思い出を語ったり、イ・ホンギのソロステージや、この日のイベントに特別に用意されたオリジナルアクト、ビデオメッセージやトークなど、盛りだくさんの内容のイベントとなった。

オープニングで、MCが「役作りは大変だったのではないのか?」と聞くと、イ・ホンギは「そうですね、(映画の初めの方の)チュンイは、『わがままだし、ホンギにけっこう似ているな』と思いながら演技をしていたのですが、(チュンイは)成長して大人になっていくが、実際(ホンギ自身)は、まだ大人になっていないな」と語った。

また、イ・ホンギの第一印象を聞かれたペク・ジニは、「ホンギの最初の第一印象は、本当にやんちゃないたずらっ子と言う感じで、心配していました」と語ると、ホンギが「もっと僕のいいところを言ってよ」と言うなど、2人の仲の良さを見せた。

MCの「昼公演が終わり夜公演までの間、何をしたのか」という質問に、マ・ドンソクは「寝ていました」と答え、会場の笑いを誘った。実力派俳優であり、どちらかと言うと怖い役柄が多いマ・ドンソクであるが、実際はとても明るく、ユーモアのある優しい人だということが、ひしひしと伝わってきた。

また、マ・ドンソクは俳優意外にも様々な経歴を持ち、その経験が今回の映画で役に立ったか、というMCの質問には、「自分は元々バンドマンとしての活動をしていたので、映画の中で実際にドラムを演奏するシーンがあり、そのようなところで(今までの経験が)役に立ちました」と語った。この作品の撮影で20年ぶりにドラムを演奏したというマ・ドンソクであるが、このイベントの日本オリジナルアクトで実際にドラムを演奏する姿は、現役のバンドマンそのものであった。

そして、「今回のイベントに出演するにあたり特別に準備されたことがあると聞きましたが」とのMCの質問に、イム・ウォニは「上手とは言えませんが、ライブで歌を準備させてもらいました」と答えると、会場からは大きな拍手が起こった。

この他、MCが子役のチョン・ミンソを紹介すると、会場からは「かわいぃ」との声が。MCから「日本のファンの皆さんの前に立つ気持ちは?」と聞かれると、「少し緊張をしていますが、昼の公演があったおかげで、それほど緊張はしていません。皆さんにお会いできて嬉しいです」とかわいらしい笑顔で答えた。

今回のイベントの中で最も印象的だったのは、各キャストによる「リーディング」。映画内でのセリフを各キャストがリーディングするのだが、そのセリフの映画内でのシーンがスクリーンに映し出された。このリーディングは、この映画に込められた鎮魂のメッセージとも言える、とても深く心に残るものばかりで、多くの観客が涙を流した。

イベントのエンディングでイ・ホンギは、「この映画『フェニックス~約束の歌~』は今日で終わります。でも皆さんの心には永遠に残って欲しいです。この映画を観てくださって、そして今日来てくださって、本当にありがとうございます。これからもがんばります」と語った。

最後のフェニックスバンドの「Jump」の演奏は、キャストそれぞれがこの映画の思い出を噛みしめるように、力強いものだった。

最後に出演者からのメッセージでは、イム・ウォニは「今日のことは一生忘れないと思います」と、マ・ドンソクは「ありがとうございます。(日本語で)本当に良い思い出になりました」と、ペク・ジニは「今日は本当に楽しくて韓国に帰りたくないです。楽しい思い出をありがとうございます」と、チョン・ミンソは「ありがとうございました。みなさん楽しんでいただけましたか?気をつけてお帰りください」と語った。

そして今回、映画初出演・初主演を務めたイ・ホンギは、「皆さん、本当にありがとうございます。僕もそうだし、皆さんもそうですが、自分の人生を、自分の周りの人たちを大切にしよう。そして、僕自身のことになりますが、これからもアーティストとしても、俳優としても、もっと頑張っていきますので、応援してください」とメッセージを送った。

主演のイ・ホンギはFTISLANDとしての活動スケジュールが詰まっている。9月には韓国でのカムバック、新曲リリース、9月末のソウルでの単独コンサート、10月には日本でのZEPPツアーを控えている。今回の映画で多くのことを学び、感じ、俳優として、また、一人の人間であるイ・ホンギとして、さらに成長した姿をファンに見せてくれる日はそぐそこまで来ているに違いない。

イ・ホンギソロステージセットリスト
Live 1
Good bye Rough
Live 2
Jump (イ・ホンギ ソロ ver.) acoustic ver
Live 3
君と永遠に
Live 4
オレンジ色の空

フェニックスバンド
Jump

(文:Melissa K. 写真:KJ-net)

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