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2013年08月30日 22:30

K-POPアイドル達の演技戦略 SM・YG・JYP事務所ごとの違い

アイドルの演技界進出が加速しており、韓国の大手芸能事務所SMエンターテインメント、YGエンターテインメント、JYPエンターテインメントの3社も例外ではない。しかし、事務所の特色がそれぞれ異なるように演技戦略にも違いが見受けられる。

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■ SMエンターテインメント

歌手と演技者を区分せずに、初めから歌も演技も同時に準備をしスタートを切る場合が多いようだ。現在演技者としても活動中のSMエンターテインメント所属のアイドルは、デビュー当初から演技者としても活動している。SUPER JUNIORのシウォンは、2005年にドラマ『18・29〜妻が突然18才!?』に出演し、歌手よりも演技者として先にデビューした。

少女時代のユナはデビューとほぼ同時にドラマ『9回裏2アウト』で助演を、スヨンとユリもデビュー年にドラマ『止められない結婚』に出演した。さらにSHINeeのミンホ、f(x)のクリスタルなどもシットコムドラマに出演し演技活動をスタートさせている。

▲ ドラマ『9回裏2アウト』に出演する少女時代のユナ

SMエンターテインメントのジョン・サンヒ広報チーム課長は、「例外もあるが歌手として認知されてから演技界に進出するよりも、初めから歌手であり演技者としてスタートする場合が多い」「アーティストたちの様々な姿を最大限に発揮できるよう努力してきた」と語っている。

■ YGエンターテイメント

他社に比べ所属アイドルの演技界進出が遅く、数も多くない。積極的に演技活動を行っているのはBIGBANGのT.O.Pくらいのようだ。ただ、演技者としてのスタートと同時に映画の主人公を務めたT.O.Pが、デビュー作から成功を収め、次の作品で主演俳優としての地位を固めたという点が特徴的だ。T.O.Pは2006年にBIGBANGとしてデビューし、4年後の2010年に映画『飽和の中に』の主人公を務め、約200万人の観客を集めた。続いて映画『同級生』でも主演を務めており、最近では映画『タチャイカサマ師2』でも主演を務めるのではないかと噂されている。

▲ 映画『飽和の中に』でのBIGBANGのT.O.P

YGエンターテイメントのキム・ソンフン監督は、「所属アーティストの意見や意向を尊重する一方、演技活動より歌手としての音楽活動に力を入れている側面がある」「しかしT.O.P以外のアーティストも演技活動のための門戸を開いている」と語った。

■ JYPエンターテインメント

最近所属アイドルたちの演技界進出が目立ち、映画やドラマで主演・助演を問わず活躍中だ。昨年、映画『建築学概論』で映画初主演を果たしたmiss Aのスジを筆頭に、映画『26年』とドラマ『天命』に出演した2AMのスロンや、ドラマ『7級公務員』と映画『レッドカーペット』に出演した2PMのチャンソン、ドラマ『職場の神』に出演した2AMのチョ・グォン他、Wonder Girlsのユビンやソヒ、2PMのテギョンやジュノなども演技者として活動している。

▲ 映画『建築学概論』でのmiss Aのスジ

JYPのファン・ジュンミン課長は、「ファン層が強いアイドルスター達がいるが、JYPの場合は大衆的認知度が高いアーティストが多いので、演技者として活動する際にプラスになっているようだ」「作品での比重よりも作品自体を厳しく見極めて選択する傾向がある」と明かした。

韓国のネット上では、「万能なエンターテイナーだけが生き残るんだな」「SMは演技面では成功した作品が無いと思う」「YGとJYPは演技力の批判とかもあったけど作品は成功したと言えるね」「演技が上手いかどうかはわからないけど、演技者として一番成功してるのはスジじゃない?」「ファンたちを利用して視聴率を上げようと、実力もないアイドルを起用するのは辞めてほしい」「やっぱりアイドルでは演技力不足。稀に上手い子もいるけど・・・」など様々な意見があるようだ。

■ SM、YG、JYPほか 韓国の芸能事務所別のアーティスト集合写真 一番仲が良さそうなのはどこ?【写真20枚】

この記事は「キムチ女まとめ」提供の記事を編集して掲載したもので、KpopStarzの見解・意見等を反映するものではありません。

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