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2013年09月17日 23:34

JYJの衰えない人気の理由

JYJが16日正午、1年後に行われる「第17回アジア競技大会」のテーマソングである「Only One」の音源とミュージックビデオ(MV)を、各種音源サイトと2014仁川アジア競技大会組織委員会の公式ユーチューブチャンネル上に公開した。iTunes配信チャートでは配信開始と同時にランキングを駆け上がり、16日19時の時点で見事1位を獲得。衰えぬ人気を誇示した。

全韓国語詞の楽曲が日本のiTunes配信チャートで1位となるのは、同じくJYJのジェジュンが今年1月に発表したソロ曲「One Kiss」以来のことで、JYJの快挙はとどまるところを知らない。

彼らはなぜここまで絶大な人気があるのだろうか。

JYJのジェジュン、ジュンス、ユチョンは、現在2人で活動しているユンホ、チャンミンと共に東方神起として長い間5人で活動してきた。2009年にJYJの3人が所属事務所との間で契約をめぐる裁判を起こし、2010年に東方神起を離れることになるが、それから早くも3年が経つことになる。

その間にJYJ側と前事務所であるSMエンターテイメント、レコード会社エイベックスは裁判を繰り広げ、2012年末にはSMエンターテイメントとJYJ側は、「双方に干渉しない」という合意をした。

さらに2013年1月には、JYJ側はついにエイベックスを相手に勝訴し、約6億6000万円の損害賠償金をエイベックスがJYJに支払うこと、また今後JYJの日本活動を妨害しないなどの判決が下された。しかし実際のところ、依然としてJYJの公のメディアでの活動は日韓ともに制限されざるを得ない厳しい状況が続いている。

それではJYJには、絶望する状況しかないのだろうか。否、むしろ逆である。

既存の彼らのファンは、東方神起時代から築き上げてきた折り紙つきの実力はもちろんのこと、ここへ来てメディアへの露出が極端に少ないことから、その希少価値に改めて熱狂し始めている。

先日予約が行われた10月に日本で行われるジュンスのソロ公演のチケットを例にとってみても、計6回、5万7000席に約15万人の応募が殺到し、予想以上の関心の高さを示した。今回iTunes配信ランキングで1位を獲得したことで、ファンたちの熱狂はより高まるであろう。

公での活動や露出が制限されている状況が、結果としてJYJのプレミア感を上げることになり、人気を後押しすることになるとはなんとも皮肉なことである。とにもかくにも、今後のJYJの動向から目が離せない。

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