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2013年09月24日 22:16

東方神起の日産スタジアムライブはK-POPではなくJ-POPだった

東方神起というグループは、K-POPなのか?それともJ-POPなのか?そもそも東方神起というグループは、類稀なるグループである。なぜかといえば活動の拠点が、ふたつの国にまたがっているという特異性を持っているからだ。その一つの国が母国の韓国、そして、もう一つの国が、彼らにとって第二の故郷と言っても過言でない日本である。

8月17日、18日、日産スタジアムで開催された東方神起の公演は、韓国アーティストが海外で行なったものでは最大規模で、公演2日間の合計集客人数は約15万人であった。去年の10月にPSY(サイ)がソウル市役所前で10万人を集客したが、その公演は無料であった。東方神起の今回開催された公演は、1枚のチケットの値段が1万円以上する有料の公演であった。韓国のメディアは、さかんに有料で、しかも韓国内ではない海外で開催されたという点で、韓流の凄い力を見たと絶賛した。

その一方で、ある韓国メディアは厳密にいえば、この日産スタジアムの東方神起公演は、K-POPの公演ではなかったと書いている。東方神起は、日本で発表した日本語の曲、26曲を歌い、もちろんその中には韓国で発表した韓国オリジナル曲の日本語バージョンもあったが、公演で東方神起が話す言語、歌う歌詞は、全てが、彼らにとっては外国語である日本語であった。更に驚くべき記述が、東方神起の日産スタジアム公演は、韓国出身のアーティストのJ-POP公演にほかならない、と韓国のメディアが書いていた点だ。

猫も杓子も、韓流ブームに便乗しようという韓国アーティストが多い中、韓国内でも、韓国の大衆文化の個性を、もっと生かすべきではないかという声も高くなっているとし、そのような中で、東方神起の特異性、ふたつの国で、ふたつの言語を使い分け、芸能活動をするという、類稀な歴史を歩んで来たことに注目すべき点は多いとも書かれていた。そして、東方神起の日本での人気を確認した韓国の記者は、どんなに外交問題や為替の問題などの負の要因があろうとも、このような民間での文化交流は、その負の要因を超えるものがあると記していた。

しかし、このような韓国記事を読んだ日本人ファン達は、オンラインコミュニティを通して、東方神起のふたり、ユンホとチャンミンが他国の言語を熱心に勉強し、他国の文化を理解しようとする真摯な努力の結果であって、ただ単なるうわべだけの文化交流だけで、他国の人々の心を魅了するものではない、という意見が大多数寄せられていた。

(写真:オンラインコミュニティ掲示板より)

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