【独占インタビュー】ドラマ『私の残念な彼氏』主演ノ・ミヌ②「コンサートの余韻で高ぶった気持ちが、ドラマ撮影で眼差しに出てしまうことがある」

2015年04月19日 17:31

今回のドラマは極寒の時期から撮影していたようですが、池に裸で飛び込んでいましたよね！どんな状況でしたか？是非聞かせてください。

ノ・ミヌ：第1話で僕が池に落ちて肌が露出するシーンでしたが、当初、台本にはありませんでした。撮影当日に監督が「あそこに見える池に入るというのはダメかな？」とおっしゃったので、僕は監督が冗談を言ったのだと思い「うわあ、入ったら面白そうですね」と笑いながら返事をしました。ものすごく寒い日だったし、溜まっていた池の水も汚そうに見えたので池に入るのがイヤで、しばらく“テイク様”（ノ・ミヌが主演ドラマ『フルハウスTAKE2』で演じたキャラクターで、わがままで高慢なアイドル）になりました。絶対に入りたくないと思っていましたが、監督から「本当に申し訳ないが、入ってもらえるとありがたい」と頼み込まれ、結局入ることになりました。池に入ったら水がとても冷たくて大変でしたが、入ってからは「もう一回、もう一回お願いします」と納得するまで撮り直しをお願いしたり、「こんなシーンはどうですか？」とアイデアを出しながら撮影をしたりしました。池に飛び込んだおかげで皮膚のトラブルまで生じてしまい、大変な目に遭ったシーンでもあります。

◆ドラマの中で、つぶされて死んだクモの死骸を大切に手で取るシーンがありましたが、ノ・ミヌさん自身は虫は大丈夫な人ですか？

ノ・ミヌ：僕は虫が怖いので、虫を見ると“テイク様”になってしまいます。夜に虫が出てきたりすると、一人で大声を上げてしまうくらいなので、う～ん、好きではありません。もちろん、僕が飼っているペットというのなら、可愛く思えるのかもしれませんが、「残念君」が飼っているクモみたいなペットについては、可愛がる気持ちは理解できるけれど、ちょっと僕には難しいかなと思います。

◆ノ・ミヌさんは歌手業と俳優業を両立して活動をされていますが、どのようにバランスを取っていますか？

ノ・ミヌ：歌手業と俳優業を両立し始めた頃、歌手と俳優のモードを状況に応じてうまく切り替えることが大変でした。歌手業と俳優業のバランスを取りながら活動していますが、歌手と俳優は似てはいますが正反対のエネルギーを持っているものなのでなかなか難しいものがあります。例えば、ツアーが終わってすぐに撮影があり演じなければならない日がありましたが、コンサート会場の余韻で高ぶったままの気持ちが、翌日のドラマ撮影現場で僕の眼差しに出てしまったこともありました。そんな時は心を落ち着かせ、ドラマの役柄に入り込むようにとても努力したし、たくさん練習もしました。演技でセリフを言っているのに頭の中で患者たち（＊ノ・ミヌのファンの呼称）の歓声が鳴り響いているままだったら困りますよね。（笑）

ドラマの撮影がない日にはレコーディングをしなければならないので睡眠時間は他の方たちよりも少ないかもしれませんが、ドラマの撮影と音楽活動を一緒にやっているみたいな気がして幸せだと感じます。もちろん大変なことは大変なんですけどね。

◆仕事をしていて一番充実感を感じる時はどんな時ですか？

ノ・ミヌ：最近は、出演する作品のOST（劇中歌）を僕が作ることがほとんどですが、演じている役の気持ちが他の誰よりもよく分かるので、役に入り込んでから作ったメロディーや歌詞は作品と曲が一体になっているように感じられ、とてもいいなと思っています。
ドラマが放送されると僕が演じている姿を確認しますが、僕が感じて思い浮かんだメロディーや楽器の音が溶け合って一つになりBGMとして流れていると幸せな気持ちになります。それがたまらなく好きで、ずっと続けているのだと思います。

（text:Kiyori Matsumoto / translation：Akane Tanaka）

【独占インタビュー】ドラマ『私の残念な彼氏』主演ノ・ミヌ①　「愛する人に花と甘いケーキで"頑張ったね"と言ってあげたい」
【独占インタビュー】ドラマ『私の残念な彼氏』主演ノ・ミヌ②　「コンサートの余韻で高ぶった気持ちが、ドラマ撮影で眼差しに出てしまうことがある」

『私の残念な彼氏』
【日本　テレビ放送】DATVにて5月23日（土）より放送開始。全16話。
【日本DVD/BD】　今秋〜冬にリリース予定
発売元：TBS／TCエンタテインメント　販売元：TCエンタテインメント
提供：「私の残念な彼氏」日本委員会（アジア・コンテンツ・センター／TBS／TCエンタテインメント／ぴあ）

◆ノ・ミヌオフィシャルサイト　https://nominwoo.co.jp/home
◆超新星日本公式サイト　https://www.choshinsei.com/