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【映画インタビュー】5/16公開『国際市場で逢いましょう』①「いつもカッコいい歌とダンスを披露しているユノ先輩が、演技も上手くて感動!」(ジンソク)

2015年05月02日 21:35

日本で公開される韓国映画の試写を観て語り合う人気企画。ジンソク(SHU-I)×テフン(CODE-V)による対談第二弾! 前回、仕事では初顔合わせと言っていた二人だが、取材後から現在に至るまで、頻繁に共演する仲へと発展している。

そして今回ふたりが観た作品『国際市場で逢いましょう』(5/16公開)は、韓国で昨年末に公開し、韓国映画史上歴代2位の大ヒットを記録中のヒューマンドラマ。

この物語は、ひとつの家族の1950年から現在までを丁寧に描いている。主人公ドクスを演じるのは、映画『ユア・マイ・サンシャイン』『新しき世界』などで演技派として高い評価を得ているファン・ジョンミン。ドクスが幼い頃、1950年代は朝鮮戦争真っ只中で、興南(フンナム)撤収作戦で父、末の妹マクスンと離れ離れになってしまう。長男の責任を背負ったドクスは母、弟、妹と共に避難民として釜山の「国際市場」で育つ。日々のギリギリの生活の中、父親代わりにお金を稼ぐため、西ドイツ・デュッセルドルフの鉱山への出稼ぎ、ベトナム戦争への出兵など、生死の瀬戸際に立つ危険な場所で家族のために汗まみれ、泥まみれになり働く。

◆第2回目の対談を始めましょう!

2人:よろしくお願いしまーす!

◆観終ったばかりですが、率直な感想をお聞かせください。

テフン:僕は正直、みなさんが理解するくらいにまだこの作品を理解できていないと思うんです。でも僕が観ても、家族の大事さを感じました。日本もそうだと思うんですけど、家族ひとりひとりとの絆の大切さを考えました。僕は末っ子でひとりっこだから、お母さんを守らなくちゃ、っていう気持ちが強かったので、作品を観てドクスさんに共感しました。

ジンソク:僕はこの作品を観ながら、日本の作品の中で言うと『永遠の0』を観た時に受けた感情を思い出しました。昔、こういうことが本当にあったからこそ、今の僕たちがいる、ということをすごく感じました。涙をこらえるのにめちゃくちゃ大変でした。最初、タイトルだけを聞いた時は、タイトルが地味なので、この釜山の市場で何を語るんだろう?って思ったんですよ。ホント油断してました。今は申し訳ございません!と言いたいです。本当に素晴らしい映画でした。人もそうですが、作品も、タイトルや見た目で判断しちゃアカン!と思いました(笑)。

テフン:この映画、ウシク先輩はもう観ていました。それで僕に「韓国の家族をよく表現した映画で、韓国の現実の家族、家族の大事さをあらためて感じさせてくれるよ」とおススメしてくれました。

◆一番泣きそうになったシーンはどこですか?

ジンソク:僕は妹マクスンを見つけた時。

テフン:あぁ~(同意)。僕は、ドクスさんが家族のために大学を諦めたところです。

◆意外なポイントですね!(笑)大学を選択するかどうかって、今の自分の年齢に近いからリアルに感じたんでしょうか?

ジンソク:確かに!大学は人生で大事な一歩ですからね。それを捨てたってことは大きいと思います。

◆印象に残ってる好きなシーンを教えてください。

ジンソク:ドクスさんがベトナム戦争に行って、釜山にいる奥さんに「安心して、大丈夫だから」と手紙を書くシーン。

テフン:あ~そうですね!僕もそこですね。僕は最初、ドクスさんのお父さんが別れる時に言った言葉が記憶に残ったんですけど、今聞いたら、手紙のシーンが一番だと思いました。

◆ジンソクくんの意見を聞いて変わった!?(笑)

テフン:はい!

ジンソク:手紙を書くシーンは、僕たちも同じ立場だからだと思います。僕たちも今日本で、家族は韓国にいるから。そして韓国の歴史の中で、もしかしたらあの手紙を僕のおばあちゃんが貰ってたかもしれない、お母さんが貰っていたかもしれないと思うと、涙が出そうになりました。

テフン:オトナですね。

ジンソク:オトナだよ!(笑)

◆ベトナム戦争のシーンで東方神起のユンホさんが出演していますが、どうでしたか?

ジンソク:いつも日本でカッコいい歌とダンスを披露している先輩が、演技も上手い!感動しました。確かユノさんは光州(クァンジュ)出身だから、映画の舞台の釜山とは方言が全然違うと思うんだけど、釜山弁を使っていたので、そこでもびっくりしました。

テフン:僕が思うユノ先輩も、いつもキメててカッコいい先輩なんですが、映画の中では全然違うイメージに見えて、やっぱりプロだなと思いました。

ジンソク:映画の中のユノさんのシーンで、東方神起の歌を歌わないかなぁと期待したんですけど、やっぱり歌わなかったですね!(笑)「ANDROID」(*2012年7月11日発売の東方神起のシングル)歌って欲しかったなぁ!僕、大好きなんです。(⇒もっと読む

(text&photo:Kiyori Matsumoto)

【映画インタビュー】『国際市場で逢いましょう』① 「いつもカッコいい歌とダンスを披露しているユノ先輩が、演技も上手くて感動!」
 【映画インタビュー】『国際市場で逢いましょう』②  試写を観た後、ひとりっこ同士、日本から親を思う。

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