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【撮り下ろし&独占インタビュー】HIKARU(CHERRSEE)舞台「小さな結婚式~いつか、いい風は吹く~(再演)」舞台初出演単独インタビュー!

2017年12月06日 02:34

12月13日初日を迎える、劇団TEAM-ODAC第27回本公演『小さな結婚式~いつか、いい風は吹く~(再演)』にCHERRSEEのHIKARUが出演する。本当にあった話を元に作られた結婚式をめぐる心温まるストーリー!

今回、初めて舞台に立つHIKARUに単独インタビューしました。
(*インタビューの中で、舞台の内容に触れる部分があります)

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-今回の役について教えてください。

HIKARU:物語の中心になっているレック( 株式会社 レック(KSGグループ))とライバル会社に勤めている「いつき」という役で、自分の会社の社長にも自分の意見を強く言える芯の強い真っ直ぐな女性です。

-自分と役と自分自身の似ている部分を教えてください。

HIKARU:この舞台は神戸の小さな町が題材で、その町では名の知れている成功者の社長に向かっていつきは「ええ加減にしてください」とか「そんな言い方ありますか?」とか言うセリフがあります。そんなこと言える人ってなかなかいないのかなって思ったんですけど、私がすごく子供の部分があって、例えばここは我慢しないとスタッフさんが困るというところで、私の発言で周りの人に迷惑かけることもわかっているんですが、違うなとか理不尽だと思うところは言ってしまうところはいつきと似ているなっと思います。

-「森 いつき」という役の難しさはどんなところですか?

HIKARU:いつきは社長のこともすごく信頼しているんですけど、でもライバル会社の人とも仲が良くて、でも自分は社長の部下なんだという葛藤を「社長!」とか名前だけのセリフの中に込めないといけないというのが、私にはすごく難しくて、いつきのことがよくわからないと、どれだけ声を張っても監督に言われたことをやってもいつきにはなれなくて。ずっとライバル会社の人たちと別々の立場なんだと思ってたんですけど、でも通し稽古をしたらそうじゃなくてライバル会社の人たちの気持ちもわかって、でも舞台の上で社長の味方で1番の理解者は私しかいなくて、私が演じている役はすごく得な役だなって思ってます。

-初舞台になりますが、この舞台の出演が決まった時の気持ちは?

HIKARU:まだ舞台の出演が決まる前に、「舞台の話があるんだけど挑戦してみたいか?」と聞かれました。「期間がCHERRSEEのアルバムリリースと重なっていたりワンマンライブの直前で、そういう気持ちの上でも大変な中やっていける覚悟はあるか?」と言われて、「あ、考えよう」と思わなかったんです。「やりたいです」って自分の口からさっとでてきました。どうしても演技はやりたかったことだったので、なにも考えずにやりたいと言ったのはCHERRSEEになって初めてでした。
覚悟とかCHERRSEEのことももちろん努力しないといけないこともわかっているんですが、前にリーダーをやっていたときは「私が抜けてしまったらこの穴を埋めないといけない」「私が我慢してたら大丈夫」というのを1番に考えていたんですけど今はメンバーを信頼できるようになって、メンバーに迷惑をかけることもわかっているんですけど私がやりたいと言ったらきっと「いいよ」って言ってくれると思いました。

後日スタッフさんに説教があるって言われて、会議室に呼び出されました。スタッフさんも全員揃ってて、私クビかも?とか頭の中に悪いことしか思い浮かばなくてこの1週間なにか悪いことしたかな?とか考えました。そしたら「個人活動をしたいと思っている?」って聞かれて、「やりたいです」って答えたら「まぁ悲しまないでほしいけど、落ちこまないでほしいけど、実は舞台決まったんだ」と言われて(笑)

-なんですか!?そのサプライズ(笑)

HIKARU:私もすっごい反応に困って(笑)。1回頭の中整理して「え・・・?ありがとうございます」って。初めて聞いたときは困惑でした。でも、それぐらい覚悟を決めて調子に乗るなよってことだと思ってます(笑)。
はじめての舞台で役をもらって、関西弁の役ですごい恵まれた環境でやらせてやらせてもらってます。関西弁役というのも惹かれたし、舞台でれるよって言われたときどういう世界なんだろうってわくわくしたところが正直なところです。

-舞台出演についてCHERRSEEのメンバーからはなにか言われましたか?

HIKARU:正直な話をすると私の個人的な目標で、リーダーとマネージャーしか知らなかったんですけど今年中に個人の仕事がなかったら今後ちゃんと考えないとなって思ってたんです。CHERRSEEははじまったばかりなので、悪い話ではなくてちゃんと将来を考えないなといけないと自分なりの追い込みとして目標を立てていました。NENEに舞台の事を言ったときNENEはその目標を思い出してくれて自分のことのように喜んでくれました。「目標期限決めるのって大切ですね!」って言われました(笑)。他のメンバーは「わぁ~がんばってください」って応援してくれました。

-お芝居をやりたいと思ったきっかけはなんですか?

HIKARU:リーダーじゃなくなったときにダンスの先生に「あなたはたくさん歌ってるけどメインボーカルでもなくて、ダンス担当でもない。末っ子でもなかったら、リーダーでもないあなたはなにができるの?」って言われて、私はリーダーという言葉にすごく甘えていたなって気づいて、そして私がやりたい事って?私のポジションてどうやって確立していこうと思いました。MIYUが見ている、19歳が見ている1年と25歳の私が見ている1年てきっと違うと思うんです。焦りもあります。ダンスも歌もそうだと思うんですけど、今この歳にしかできないのは演技だなって思ったんです。

-今回の舞台は「結婚式」が題材ですが、友達の結婚式には出席したことはありますか?

HIKARU:今年初めて2人に呼ばれました。でもライブで出席できなくて、全部ムービーでコメントを撮って送りました。

-HIKARUさんは結婚願望はありますか?

HIKARU:信頼できる人がそばにいるっていいなってこの作品を通じて思いました!

-台本読みの時に、ほとんどの人が関西弁は初めてと言っていましたが、現場でアドバイスを求められたりしますか?

HIKARU:はい!自分のセリフはそこまで関西弁ではなくて他の出演者のセリフを変えたりしてます。例えば“ほんとうに”にというセリフがあったときに関西では“ほんまに”って言いますって言ったら監督が関西でつかってるならそこは“ほんまに”に変えようかとか、ボイスメモに「4場です」って関西弁のイントネーションを吹き込んで渡してます。みんなからも「今お時間いいですか?関西弁教えてもらっていいですか?」って言われてそれがきっかけで仲良くなってかき氷食べに行ったりお昼ご飯行ったりするのがすごい楽しいです。

-出演者の方の中にはグループで活動している人もいますが、アーティストとして刺激はうけますか?

HIKARU:出演者のみんなもグループで活動している人がいて、自分はどういうポジションでグループにどう貢献していきたいかとかみんなで話してて、そういう他のグループの人の意見を聞くことが今までなかったし自分は視野が狭かったなって思います。今は舞台稽古でグループから離れているけど、CHERRSEEの1番近くにいるのは今だなって思います。CHERRSEEの事を出演者の人と話しているときにめっちゃいい時間だなって思いました。あと、お芝居やっている人は物事を四方八方からみているので話を聞いているとすごく作詞とかの勉強にもなります。

-では最後に、この舞台でどんなことを伝えたいですか?

HIKARU:タイトルにもなっているんですけど「いつか、いい風は吹く」。いつもいい風が吹いているわけではないし、待っている人の気持ちはなかなかわからないとか、人の裏に抱えているものとか、本当はとか、裏を返せばというのがこの話は本当に多いし人の気持ちの裏を、温かいところの裏を全面的に見せてもらえる舞台なので、ほんとに大切な人や大切な気持ちを思い出させてくれます。わたしも舞台を通して、本当に大切な人には素直でいたいなって思いました。単純なんですけど素直ってすごく素敵なことだと思うけど一番簡単なことじゃない。2時間の舞台にできる程“素直”って難しいことだと思います。わたしが普段素直になれない時間が多い分、この舞台を見てていつかいい風が吹くからそれまで頑張ろうとか、素直と強さがすごく全面的に出ている舞台なので、結婚だけじゃなくて夢とかなにか迷っている人とかにも観てもらいたい舞台だなって思います。

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*今回KpopStraz日本語版も初めてのキャスティングとしてこの作品に関わりました。
(photo:Kiyori Matumoto / text:Tomoko Takeuchi)

『小さな結婚式~いつか、いい風は吹く~(再演)』
【日程】2017年12月13日(水)~12月17日(日)≪全7ステージ≫
12月13日(水) 18時30分~
12月14日(木) 18時30分~
12月15日(金) 13時~/18時30分~(DVD収録日)
12月16日(土) 13時~/18時30分~
12月17日(日) 13時~
※開場は開演の30分前から。
※受付開始は、開演の1時間前より開始致します。

~あらすじ~
そこは、関西のとあるブライダル会社。
年間約70万組と言われる婚姻数の中、実際に挙式を挙げる夫婦は、約半分ほどという現代。
そうした影響もあり、業績は悪化の一途。
社員達は半ば諦めモードだった・・・
しかし、そこに一人の女性(さくら)が中途採用でやってくる。
そして彼女の提案する新たなブライダルプランへの挑戦で、下を向いていた社員は、再び空を見上げる事に!!

世の中には結婚式を挙げたくても、諦めた人・挙げることが出来なかった人、、、など多種多様。でも、誰でも心の中では、本当は一度は挙げたいと願う結婚式。
「小さくても、ささやかでも、素敵な結婚式を!」
優しい、春風と共に、突然としてそれはやってくる。
さくら舞う、春風と共に・・・

【脚本・演出】 笠原哲平(TEAM-ODAC)
【出演】 伊藤寧々、平牧仁、草野博紀(porehead)、鏡憲二(TEAM-ODAC)、高品雄基(TEAM-ODAC)、高野祐衣、西野未姫、清水麻璃亜(AKB48)、飯塚理恵(TEAM-ODAC/五反田タイガー)、栗田よう子、kyo-hey、三谷怜央、清水啓太、敦貴(a-X’s)、新井優、愛迫みゆ(愛乙女DOLL)、HOSHINO、HIKARU(CHERRSEE)、あかり(a-X’s) 、梨子(TEAM-ODAC/五反田タイガー)、伊﨑央登、村上和成、いとう大樹(TEAM-ODAC)、他(敬称略)
【主題歌】 UVERworld『美影意志』(作詞・作曲:TAKUYA∞)

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