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2014年05月12日 23:51

米NY紙が韓国の政府と報道姿勢を批判・・・真実は報道されていない?

米・ニューヨーク・タイムズ紙が11日、韓国の旅客船セウォル号沈没事故と関連する朴槿恵(パク・クネ)大統領の危機対応を批判すると共に韓国のメディアも検閲を受け、真実を報道していないという全面広告を掲載した。

このセウォル号の広告は、11日付のニューヨーク・タイムズ19面に掲載された。「真実を明らかにせよ」というタイトルでセウォル号沈没事故の朴政権の取り組みを批判している。

ニューヨーク・タイムズに掲載されたセウォル号の広告の中には「300人以上が船の中に閉じ込められていたが、救助された人は誰もいない。韓国政府は適切な危機対応と関係機関との間の意思疎通が非常に不足している」とし、「朴政権のリーダーシップの不在と無能、職務怠慢が明らかになった」という内容が盛り込まれた。

また、「主要メディアは、政府の検閲によって沈黙している」とし、「朴大統領が犠牲者の関係者を慰めたとする映像も実際には無関係の女性で、メディア向けの演出であった」と政府が情報操作をしていたと書かれている。

一方、今月2日に世界の自由な状況について報告するアメリカのメディア監視団体フリーダムハウスが発表した韓国の「報道の自由度」は昨年より4ランク下がった68位で「部分的報道の自由」に位置している。アメリカは30位、日本は42位の「報道の自由国」に含まれた。

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