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2015年02月06日 15:23

【レポート】ミュージカル『ON AIR~夜間飛行~』 ケビン(U-KISS)編(2)「僕は、過去は過去だ、という言葉が好きです」とキッパリ。

ラジオDJのジェイは、リスナーからのメッセージを読み、「好きな人のために、新しい言語を勉強するのはステキ」と語る。ファンはその言葉に、U-KISSが日本のファンのために日本語の勉強を頑張っていることを重ねて喜びを感じたのではないか。また、3年間片思いをしていた、というメッセージには、「僕は、過去は過去だ、という言葉が好きです」とキッパリと意見する。過ぎ去ったことはそれとし、前を向いて行こうという気持ちが込められているのだろう。その気持ちとはジェイというよりケビン本人のものだよね?と、こんな風にフィクションとノンフィクションのボーダーが曖昧になる瞬間の連続だ。「僕みたいに、やさしくて、カッコよくて、カワイイ彼氏に会えるように応援しています」と、DJブースで笑顔で微笑んでいるのはジェイなのかケビンなのか、その現実を浮遊するような感覚は、会場にいなければ味わえない。

ある夜、ジェイの思いつきで「今から韓国に行こう!」と、翌日夜の仕事までの時間を使って、アヤと韓国旅行に向かった2人。ここからジェイとアヤの心の距離が急接近していく。この展開に憧れる人は多いと思うが、実際、韓国はそのくらい気楽に行ける距離感だ。言葉の壁、距離の壁・・・ジェイとアヤがそうであるように、「気持ち」で超えていける。

ジェイとアヤのカップル。ケビンが演じるジェイは甘い。笑顔で見つめ合い、手を取り合い、抱き合い・・・そんな極甘なシーンを中盤以降何度も見せつけられるが、スイートとはこういうことを言うのだな、と観客も納得の様子。ふたりの周囲がピンクのハートのオーラに包まれているみたいに、幸せそうだ。

初日の舞台の中で、ケビンがU-KISSキソプに生電話をするシーンがあり、会場はふたりのやりとりに盛りあがった。キソプが自由過ぎて、キソプのわがままリクエストに振り回されているケビンの姿は演技ではなかった。

1回1回の舞台で、何が起こり、どんなリアルな言葉が飛び出すのか、予測出来ない面白さが『ON AIR ~夜間飛行~』にはある。

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終演後、会場を早めに出ると、ハイタッチで観客を見送る準備をしているケビン&ジュンがいた。「おつかれさま!」と一言声をかける。「ありがとうございまーす!」と笑顔で手を振るふたり。初日の重圧から解放されたような、いつものほんわかした笑顔のケビンがいた。

*2/6、チョンジの演じるジェイをレポします。

(text&photo:Kiyori Matsumoto)

~日韓国交正常化50周年記念 日韓共同制作ミュージカル~ 
ミュージカル「ON AIR~夜間飛行~」

【公演日程】 2015年2月5日(木)~2月12日(木)全16回公演
【劇場】 六本木ブルーシアター(東京都港区六本木5-11-12)
【公式サイト他】 公式サイト/Twitter/Facebook/YouTubeチャンネル
【公演に関するお問い合わせ】 東京音協 TEL:03-5774-3030(平日10:00-17:30) 

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