【レポート】ミュージカル『ON AIR～夜間飛行～』　チョンジ（TEENTOP）編（１）劇中、TEENTOPのL.JOEに生電話！

東京・六本木ブルーシアターで、ミュージカル『ON AIR ～夜間飛行～』が幕を開け、主人公ジェイ役を超新星ユナク、TEENTOPチョンジ、U-KISSケビンがトリプルキャストで演じることでも注目されている。今回、KpopStarz日本語版は、3人のジェイそれぞれの公演をレポートする。

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物語は、アイドルグループ＜SPARK＞の2年前のコンサートシーンから始まる。＜SPARK＞のリーダーとしてデビューし、人気絶頂。メガ放送のホールでコンサートを行い、ジェイは軍に入隊した。ところがジェイは休暇中に脱走騒動を起こして、イメージダウンの大打撃を受けてしまう。＜SPARK＞は存続の危機に陥り、そんな中、メンバーのナンバー２と言われていたケルビン（Apeaceヨンウォン）がソロデビューの道を選ぶ。いつしか＜SPARK＞は世間から忘れ去られようとしている頃、除隊したジェイが活動の場を日本に移し、再び芸能界に戻ってきた。ラジオDJとして、韓流ラジオ番組「ON AIR～夜間飛行～」の仕事を始め、そこで番組担当ディレクターのアヤと出会う。ジェイとアヤは、ぶつかり合いながらも少しずつ絆を深めていく。
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2月6日、主役のジェイを演じるのはチョンジ（TEENTOP)。記者会見の席で、共演者から「性格が男らしい」と評されていたが、その言葉どおり、チョンジの演じるジェイはクールで強引だ。＜SPARK＞のメンバーに対しても、アヤに対してもキッパリした態度で引っ張っていく。当然のことだが、台本もセリフも前日を同じなのに、作品全体の印象は全く違っていた。

この作品は、セリフの大半を日本語で演じるが、日本語のスキルが試されるのはそれだけではない。ラジオのリスナーから届くリクエストや相談内容はその日によって違い、寄せられたメッセージにその場でコメントしていく。また、会場から選ばれた観客をステージに上げる居酒屋のシーンでは、元カノ役の観客をリードしながら即興芝居。この日ステージに上がった熱狂的なファンの女の子が、目の前のチョンジに興奮して号泣するというハプニングには、さすがのチョンジも一瞬TEENTOPの顔になり、やさしく対応する姿に、観客は羨ましいやら微笑ましいやら。

TEENTOPといえば、劇中、ジェイがメンバーに生電話するとっておきのシーンがあり、ファンが楽しみにしている。電話する直前、「はぁー」とため息をついて、よし、かけるぞ！という感じで自分に気合を入れたチョンジが電話をした相手は……L.JOE！

チョンジ ：今どこ？「ON AIR～夜間飛行～」の公開放送に出てほしいんだけど…。
L.JOE：俺、忙しいんだよ。
チョンジ ：忙しい？何をしたら出てくれる？
L.JOE：歌を歌ってくれたら。「Love you」を歌ってよ。
（リクエストに応えてワンフレーズ歌い、客席から歓声が！）
チョンジ：これで出てくれるよね？ じゃあ電話切るよ。あ、ファンに一言なにか言って。
L.JOE：ファン？
チョンジ ：Angel（TEENTOPのファンの呼称）！
L.JOE：（日本語で）大好きだよー！

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（text&photo:Kiyori Matsumoto）

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