【映画インタビュー】8/1公開、『コンフェッション　友の告白』①SHU-I×CODE-Vが男の友情について語る。

日本で公開される韓国映画を公開前の試写会で観て、感想を語り合う人気企画。今回のメンバーはSHU-Iからジンソクとミンホ、CODE-Vからテフンとウシクの4人が参加。彼らが観た作品は、チソンとチュ・ジフンが主演したことでも話題になり、男同士の友情を描いた映画『コンフェッション　友の告白』（8月1日公開）。またこの作品でチュ・ジフンの子供時代を好演したのが、大国男児のJay。試写後、男同士の友情やエンディングについて、ディスカッションがスタートした。

（＊作品の内容に触れる会話が出てきますので、ご注意ください）

●ストーリー
マジメで正義感の強いヒョンテ（チソン）、保険のセールスマンで世渡り上手のインチョル（チュ・ジフン）、ドジなミンス（イ・グァンス）。性格も生き方も異なる三人だったが、少年時代に直面した危機を友情で乗り切り、大人になった今も兄弟のように固い絆で結ばれていた。ある日、ヒョンテの母親が社長を務めるゲーム賭博店に火災契約保険のために訪れたインチョルは店が経営難で借金を抱えていることを知る。「もし店が放火されたら、いくらもらえるの？」「監視カメラに証拠が残れば、10億ウォンの保険金が出ます」。この何気ない会話の直後、売上金を狙った放火強盗事件が発生。失意の中、遅々として進まない捜査に警察さえも疑うヒョンテは、独自に事件を調べ始める。しかし事件の真相に迫るにつれ、3人の男たちの間で疑念が生じ、衝撃の展開へと暴走する！

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◆試写を観終って、率直な感想をお聞かせ下さい。

ジンソク：この作品、韓国では18歳以上じゃないと観れないんですよ。

◆日本は15歳以上OKです！

ジンソク：良かったね！（とテフンに）

ミンホ：僕は正直言うとこの映画を観るのが2回目です。2回目なので、１回目では気が付かなかったところも観れて、おもしろかったです。僕は内容や結果を知った上で観たので、俳優が結末に向かってどういうお芝居をしているのか、演技に集中して観ました。

ウシク：映画を観る前にポスターを見て気になっていたんですけど、ポスターの写真では笑っているけど、内容は全然笑うような話ではなくて。でも、どうしてポスターでは笑っているんだろう？ってことが、最後にはわかる気がしました。俳優の演技が素晴らしくて、ひとりひとりに夢中になりました。

テフン：男同士の友情を感じました。悪いことしちゃったのに言えないとか、気づいたのに言えないとか、ひとりひとりの気持ちもそれぞれ理解は出来るんですけど、もし僕にこういうことが起きたらどうなるんだろう？って想像しました。

ジンソク：僕は複雑だなと思いました。ヒョンテ（チソン）を今よりもう少し幸せにするために、みんながそれぞれ小さな利益を求めてやったことなのに、それが全然違う道に進んでしまい、みんなが苦しむことになってしまう。僕が彼らの友達だったらどうしただろう？って想像しながら観ました。それと僕には１つの疑問が残ったんですけど、インチョルを刺したのは、誰の命令なんだろう？　僕はヒョンテがヤクザに依頼したんだと思います。

◆だとしたら、最後のヒョンテの涙の意味は？

ウシク：全部知っていて、自分が悪いことをやったから、後悔の涙なんじゃないかな。

ミンホ：監督が、映画を観た人それぞれに想像してくださいという意味だと思います。もしヒョンテが命令したとしたら、インチョルが刺されて苦しそうにしていたら、目があった時に、「大丈夫？」みたいな目線で見たと思うんです。または、「OK、刺されたな」って表情だったかもしれないじゃないですか。

ジンソク：僕の結論は、17年間ヒョンテはインチョルを疑っていたから、またオマエは裏切った！と思ってヤクザに依頼した。

ウシク：僕も同じ！最後にヒョンテの家族はたぶん保険金で引越ししましたしね。

◆ウシク君は最後のヒョンテの涙の理由はなんだと思いますか？

ウシク：悪いことをやっちゃったけど、昔からの友情があるから後悔する。後悔はするけど、人間って欲張りだから、自分の「欲」に後悔しながら涙を流したんだと思います。

ジンソク：ヒョンテの目線で見ると、17年前の盗みを疑って、インチョルの人格を疑っています。そして今度お母さんを殺して、友達のミンスも死んでしまう。もう怒りが我慢できなかったんだと思います。インチョルは、ヒョンテとミンスのことを本当に親友だと思っていたけど、観た人によって結論は違って感じると思います。　（⇒もっと読む）

（text&photo:Kiyori Matsumoto）

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